「誰かに頼るのって、ちょっと恥ずかしい」
そう思ったこと、俺もあります。
別にひとりが嫌なわけじゃないし、誰かがいないとダメなわけでもない。
それでもふとしたときに、「ちょっとだけ誰かと話したいな」とか、「隣に人の温もりがほしいな」って思う瞬間ってある。
でもその気持ちを誰かに伝えるのって、なんとなく照れくさい。
「そんなことで？」って思われるんじゃないかって。
「もっと大変な人がいるのに、自分が頼っていいのかな」って。
俺も昔、そんなふうに感じて、結局誰にも言えなかったことがたくさんあった。
今、こうしてセラピストという仕事をしていると、あの頃の自分と同じような思いを抱えている人に出会うことがある。
「誰かに頼るなんて自分には無縁だと思ってた」
「ここまで来るのに、正直ちょっと迷った」
そうやって話してくれる人がいるたびに、俺はすごく安心する。
頼ることって、甘えでも逃げでもない。
ましてや、恥ずかしいことでもない。
だって俺もそうだったから。
人に頼るって、案外すごく勇気がいることだと思う。
だからこそ、それを選んでくれた人には、
ちゃんと受け止めたいし、安心してもらいたい。
俺は、パートナーでもないし、友達でもない。
だからこそ言えること、できることがある。
誰にも見せられなかった感情を、少しだけ開放できる場所でありたいと思ってる。
誰かに頼りたくなる時があってもいい。
人に求めたくなる瞬間があってもいい。
そんなあなたの気持ちを、恥ずかしいなんて、絶対に思わないから。
どうか、安心して頼ってほしい。
俺はそのために、ここにいます。
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