人を信じることは大切だ。
特にこの仕事をしていると、相手の心を開いてもらうためには、まずこちらが誠実でなければならない。
お客様が安心できる空間を作るために、俺はできる限りの努力をする。
信頼は一朝一夕で築けるものではない。
会話、雰囲気、距離感、、、すべてが積み重なって、ようやく「この人なら大丈夫」と思ってもらえる。
だが、世の中には“騙す側”というのが一定数いる。
この業界でも、誠実に向き合う人間がいる一方で、適当なことを言ってその場しのぎで済ませる人間もいるらしい。
「期待していたのに裏切られた」という話を聞くと、なんともやるせない気持ちになる。
もちろん、相性の問題もあるし、誤解が生じることもあるだろう。
それでも、「騙された」と感じたときの傷は大きい。
俺はこの仕事をしている以上、そういう思いをさせないように心がけている。
言葉の一つひとつ、態度の一つひとつが信頼につながる。
人を欺くことほど、あとあと面倒なことはない。
だって、一度嘘をついたら、その嘘を誤魔化すためにまた嘘を重ねなきゃいけないからな。
だからこそ、俺は誠実でありたい。
、、、と、まあ、ここまで語っておいてなんだが。
先日、俺は騙された。
某通販サイトで欲しかったアイテムを見つけた。
しかもめちゃくちゃお得な価格だった。
「これは買うしかない」とポチッと購入。
ワクワクしながら到着を待っていた。
数日後、届いた箱を開けた瞬間、俺は言葉を失った。
「……え?」
写真と違う、いや、何かが圧倒的に違う。
求めていたクオリティとはほど遠い、もはや「これ何?」レベルの代物が入っていた。
説明と違う、素材も違う、機能も違う。
ある意味、ここまで清々しい詐欺商品も珍しい。
詐欺に遭った人の気持ちを痛感した瞬間だった。
冷静に考えれば、もっと事前に調べるべきだった。
レビューを見たり、販売元を確認したり、慎重になるべきだった。
でも、そのときの俺は「お得!」の文字に目がくらんでしまった。
結局、騙される側というのは、そういう「欲」に引っ張られるんだろう。
お客様が「この人なら大丈夫」と思うように、俺も「この店なら大丈夫」と思っていた。
だが、それは思い込みだった。
そう、人は信じることで救われるが、信じすぎることで痛い目を見る。
だからこそ、世の中には“適度な疑い”も必要なのだ。
信頼を築くには時間がかかるが、壊れるのは一瞬。
通販の商品ページも、セラピストも、そして人生も——
よく見極める目を持たねばならない。
次からはちゃんと調べます。
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