女風の仕事をしていると、お客様の「主観」と「客観」の間で揺れ動く気持ちに触れることが多い。
まず、主観とは「自分の気持ちや経験、感情を通して物事を見ること」。
例えば、お客様が「このセラピストは特別な存在だ」と感じたり、「私はこの人を好きになってしまったかも」と思ったりするのは、主観的な視点。
そのとき、お客様の心の中では「この時間がずっと続けばいい」「この人と恋愛ができたら幸せかもしれない」といった感情が膨らむこともある。
それ自体は自然なことだし、女風という特別な時間の中ではむしろ当たり前のことかもしれない。
でも、その感情の奥にあるものを冷静に見つめると、実は「恋愛をしたい」のではなく、「誰かに優しくされたい」「自分を認めてほしい」という欲求だったりすることもある。
こうした感情を整理するために大切なのが、客観的な視点を持つこと。
客観とは「自分の感情を切り離し、冷静に物事を見ること」。
セラピストとして、自分はお客様の気持ちを受け止めながらも、
「これは一時的な感情かもしれない」
「お客様が求めているのは本当の恋愛ではなく、安心感なのでは?」
と考えながら接している。
感情に流されすぎず、状況を冷静に見つめることで、お互いにとってベストな距離感を保つことができる。
例えば、お客様が「恋愛感情を抱いてしまったかもしれない」と悩むことがある。
そのとき、自分はただ「気持ちを受け止める」ことを大切にしている。
でも同時に、それが本当に「この人だから好き」なのか、それとも「今の自分が求めている感情だからそう思う」のかを、考える時間も大事だと思う。
女風という空間は、主観と客観が交差する場所。
感情を解放する中で、お客様が「本当の気持ち」に気づくこともある。
そして、自分はその変化をそっと見守る役目をしている。
主観が強すぎると、感情に振り回されてしまう。
例えば、「この人とずっと一緒にいたい」「恋人になれないなら悲しい」と思い込んでしまうこともある。
逆に、客観が強すぎると、人間らしさが薄れてしまう。
「これは仕事だから」「お客様の気持ちは一時的なもの」と割り切りすぎると、心の通い合いがなくなってしまう。
だから、自分はそのバランスを大切にしている。
お客様の気持ちに寄り添いながらも、冷静な視点を持ち続けること。
そして、お客様自身も「自分の気持ちを大事にしながら、冷静に考える時間を持つ」ことで、本当に必要なものが見えてくる。
女風は、感情を解放する場所であり、同時に自分自身と向き合う機会でもある。
その中で「主観」と「客観」を行き来しながら、お客様も自分も成長していけたらいいな、と思う。
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