「小学校の頃はよかったなあ」「中学の頃に戻りたい」「あの頃が一番楽しかった」
皆様は、こんなことを思ったことはありませんか?
私も、昔を懐かしむことがあります。
でも、よく考えてみると、その時も大変なことがあったはずです。
それなのに「昔はよかった」と思ってしまうのは、どうしてなのでしょうか。
これは心理学で 「過去美化バイアス」 と呼ばれるものだそうです。
簡単に言えば、過去の出来事を、当時よりも良いものとして思い出す心の癖のことです。
過去を美化してしまう3つの理由
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嫌な記憶は忘れやすい
人の脳は、嫌だったことを早く忘れ、楽しかったことを強く覚えやすいそうです。そのため、過去を思い出すときは楽しかったことばかりが浮かび、今と比べてしまうのです。 -
若い頃が魅力的に見える
成長すると、誰でも「若さ」に憧れるようになります。そのため、若い頃の出来事まで輝いていたように感じてしまうのです。 -
自分の選択を正当化したい
人は、自分の選んできた道を否定したくない生き物です。だから、過去の出来事を良いものとして記憶し、自分の歩んできた道を正しいと思いたくなるのです。
「あの頃はよかった」と思うこと自体は悪いことではありません。
でも、そればかり考えていると、「今」をおろそかにしてしまいます。
例えば、「学生時代が楽しかった」と思うあまり、今の生活の楽しさに気づけなくなることがあります。
昔の自分と比べて、「今は楽しくない」と感じてしまうと、新しいことに挑戦する気力も失ってしまいます。
でも、よく考えてみてください。
今のこの瞬間も、未来の自分にとっての「懐かしい過去」になるのです。
昔を懐かしむ気持ちは大切です。
でも、それと同じくらい「今を楽しもう」と思うことも大切ではないでしょうか。
何年後かに振り返ったとき、「あの時が一番楽しかったな」と思えるように、今できることを精一杯楽しみましょう。
今日という日は、未来の自分にとっての大切な思い出になるのですから。
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