健康目的で散歩を定期的にしていたのですが、最近は運動をするための事前準備として散歩を取り入れるようにしています。
ジムまでは電車ならあっという間に着く距離ですが、歩くとちょうど1時間ほどかかります。
この「ちょうど1時間」というのが、自分にとって絶妙な時間。
歩き終わる頃には体がじんわりと温まり、軽く汗ばむくらい。
ジムに着いた頃には、トレーニングを始めるのにちょうど良い状態になっています。
歩いている間は、腕を大きく振ったり、姿勢を意識してピンと伸ばしたりしています。
少しでも脂肪燃焼効果を高めたいという気持ちもありますが、実はそうすることで気持ちがしゃんとしてくるんです。
不思議なもので、ただ歩いているだけなのに、頭の中までクリアになる感覚があります。
ただ、長時間歩くのは意外と疲れるものですね。
最初は「あれ、こんなに歩くのってしんどかったっけ?」と驚きました。
でも、慣れてくるとその疲れが心地よく感じられるようになります。
疲れた分だけ、ジムでのトレーニングがより効果的になっている気がして、それがまた楽しい。
社会人になると、歩く時間って本当に限られていますよね。
通勤や退勤のときだけ、という人も多いのではないでしょうか。
私も以前はそんな感じで、オフィスと家を往復するだけの毎日でした。
でも、散歩を習慣にしてみると、ただ歩くだけで気づける景色や音、季節の移ろいがあるんです。
最近はお気に入りの音楽を聴きながら散歩しています。
その音楽に合わせて足取りが軽くなる瞬間があって、気分も上がります。
イヤホンをしていると視覚への意識が高まるのか、目に入る景色が鮮明に感じられることがあります。
道端の花の色や、街路樹の葉が光に透ける感じ。
夕方の散歩では、建物の壁に映る長い影がきれいで、歩きながら思わず立ち止まって見入ってしまうことも。
音楽と風景が重なり合う時間は、まるで自分だけの映画の中にいるような気持ちになります。
今日もまた、その「映画」を楽しむために歩き出そうと思います。
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