先日、電車を待っているときに、ホームの先頭で待っているお母さんが小さな子どもを叱りつけている場面を見かけました。
子どもはホームの端を覗き込んでいたんですが、お母さんが「危ないって言ってるでしょ!何度言わせるの!」と、少し感情的に怒鳴っていました。
子どもは一瞬何か言いかけたけれど、そのままうつむいて黙ってしまって、、、
あの瞬間の寂しそうな表情が、どうしても頭に残ってしまっています。
お母さんが子どもを叱った理由ももちろんわかります。
ホームでの事故は怖いですし、心配する気持ちは当然です。
でも、あの厳しい言葉が子どもにどんな風に響いているんだろうと考えると、胸が少し痛くなりました。
私自身、その場で何かできたわけじゃないのに、ただ見ていただけの自分にも少し後ろめたさを感じています。
この出来事を思い返してみると、お母さんの気持ちも、子どもの気持ちも、どちらもすごくよくわかります。
お母さんはきっと、毎日忙しくて疲れていて、余裕がない中でああいう言い方になってしまったのかなと思います。
子どもの安全を守るためにはっきり叱らなきゃと思ったのかもしれません。
ただ、子どもの立場に立つと、あの瞬間に伝わったのは、「危ないから気をつけよう」ではなく、「怒られた」「怖かった」という感情だったのかもしれません。
特に小さな子どもは、言葉そのものよりも、声のトーンや表情、雰囲気から影響を受けやすいです。
もし、お母さんが子どもの目線に合わせて、「ここは危ないからママは心配だよ」と優しく伝えたら、子どもは「怒られた」ではなく「心配してくれている」と感じたかもしれません。
そして、「落ちたらケガをするから近づかないようにしようね」と具体的に理由を説明すれば、納得も得やすいと思います。
また、注意した後にその子供も反省しているようであれば、「ママも大きな声を出してごめんね。でもあなたが大事だから言ったの」とフォローを入れると、子どもは安心し、自分が愛されていると感じられるはずです。
こうした小さなやり取りが、子どもの自己肯定感を守る大切な一歩になると思います。
あの親子のことを見て、どうにかしてあの子の気持ちを守れないかなとか、お母さんにもう少し余裕を持ってもらえたら、、、なんて思ったんですが、その場で何もできなかった自分にもどこか無力感を感じました。
でも、こうして日記に書くことで、少しだけ自分の中で整理ができた気がします。
もしまた似たような場面に出会ったら、その時は自分がどんな風に関われるかを少しでも考えてみたいです。
それが直接声をかけることじゃなくても、誰かの気持ちを軽くする小さな行動ができたらいいな、と思っています。
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