クリエイティブな仕事をしていた頃の話です。
私は当時、上司や先輩の意見に頼ることが当たり前になっていました。
「これを足せばもっと評価される」「あの人のスタイルを真似してみて」というアドバイスをそのまま取り入れることで、成果を出そうとしていたんです。
そのやり方で、それなりの結果は得られました。
けれど、どれだけ褒められても、自分の中に残るのは空虚感ばかり。
それは、作品が「私自身の意志」で作られたものではなかったからです。
そんな状態に違和感を覚えていた私は、ある時思い切って、自分が本当に良いと思うアイデアを提案しました。
上司や先輩の意見とは少し異なるものでしたが、「これが自分の考えだ」と信じて提出したんです。
その結果、クライアントから「これが欲しかった」と心から喜んでもらえました。
その瞬間、「自分の意志を持つこと」の本当の価値を実感しました。
他人の期待に応えるだけではなく、自分が考え抜いた行動をすることで、初めて本当の充実感が得られるのだと気づきました。
今、セラピストとしての仕事をしていても、この経験が支えになっています。
私はお客様の言葉や期待をしっかり受け止めた上で、自分なりの考えを持ち、それを形にすることを大切にしています。
「これでいいかな」と安易に流されるのではなく、「どうすればもっと良くなるか」を常に問い続けること。
それが、自分らしい仕事を作り上げる鍵だと思っています。
もちろん、全てが上手くいくわけではありません。
失敗することもあります。
でも、失敗した時こそ、それが「なぜ起きたのか」「どうすれば次に繋がるのか」を突き止めるようにしています。
その過程を丁寧に重ねることで、次のステップが見えてくると感じています。
クリエイティブな仕事で学んだ「自分の意志を持つこと」の重要さは、今の私にとって欠かせない信念です。
これからも、空っぽの考えに流されず、自分の頭で考え抜き、行動し続けたいと思っています。
その積み重ねが、私にしか作れない特別な時間を生むと信じているからです。
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