最近、外も涼しくなってきたので散歩する機会が増えた昴です。
昨日は、3kmほど歩いた後、休憩しようと近くの公園のベンチに腰を下ろしました。
日が傾き始めた秋の夕暮れ、涼しい風が心地よく、一息ついていると、ふと楽しげな声が聞こえて顔を上げると、小さな男の子とおばあちゃんが手をつないで公園にやってきました。
男の子は興奮した様子で、おばあちゃんを大きな木の下まで誘おうと、声を弾ませながら話しかけています。
おばあちゃんも微笑みながら、男の子の手を優しく握り直し、大きな木へ向かって一緒に歩き始めました。
男の子は公園内で見つけた赤く染まった葉っぱやドングリを次々とおばあちゃんに見せてはしゃいでいます。
その様子に、おばあちゃんも穏やかな微笑みを浮かべ、二人の楽しそうな姿を見ていると、自然と私の心も温かくなっていきました。
二人の小さな冒険を見守るうちに、私の心にじんわりと温かさが広がりました。
あの男の子にとって、この日のおばあちゃんとの一瞬一瞬が、きっと大切な宝物として心に残ることでしょう。
日々の忙しさに流され、季節の移ろいや身近な人との関わりを見過ごしていた自分に気づかされました。
小さな発見を共有し、手をつなぎながらゆっくり歩く、そんな何気ないひとときが、心に豊かさを与えてくれるのだと教えてくれる二人の姿でした。
この光景を心の片隅にそっとしまい込み、また明日も日常の中にある温かさに気づける自分でありたいと思います。