雑誌の表紙にこう書かれていた。
「されど、Tシャツ」
思わず立ち止まって、「うん、ほんまそれな」とつぶやいた。
Tシャツって、一番気楽で、何気ない服。
けれど、自分らしさや空気感がそのままにじみ出る。
おしゃれしても、力を抜いても、どこか本音が出る。
だから、奥が深い。だから、面白い。
で、ふと思った。
「されど、女風」
女風って、たかが“セラピストと会う”ことかもしれない。
時間を買って、会いに行くだけのこと。また、来てもらう。
ただ、それだけで終わらせない。
心が疲れていた日、ただ触れてもらうことに、
こんなにも救われるなんて知らなかったって、
帰り道に気づくこともあるだろう。
嬉しいことがあった日、
誰かに話したくて、でも誰にも話せなくて、
ふと思い浮かぶのが「この人にだけは伝えたい」
って思える人だったりする。
会うたびに新しい感情に出会って、
会わない間にも思い出してしまうような、
そんな存在がセラピストになっていたとしたら…
それって、もう「ただのサービス」じゃない。
『女風なんて、所詮お金でしょ?』
そんな言葉を聞くたびに思う。
「うん、確かにそう。でも、それだけじゃないんだよ」って。
だって、
アナタが選んだ時間で、
アナタが選んだ人で、
アナタが選んだ気持ちで、
出会いが生まれているから。
関係のかたちは人それぞれ。
でも、その中で「自分だけの答え」を見つけてる人が多いから、
女風は、ただの流行じゃなくて、
「されど、女風」なんだと思う。
その日の自分を、そのまま持っていける。
笑っても泣いても、しゃべっても黙ってても、
ちゃんと受け取ってくれる場所があるって、
なんだか、すごいこと。
だから、今日も誰かが静かに
“その人にしかない時間”を選びに来る。
されど、女風。
アナタが選んだ、その気持ちごと、私は大切にしたい。
Noah 亜嵐(アラン)
亜嵐の写メ日記
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【 されど、女風 】亜嵐