今日、ふらりと立ち寄ったのは、サザコーヒー。
重厚な香りが立ち込める空間に、一歩足を踏み入れるだけで、まるで時空を超えたかのような錯覚を覚える。
現代と江戸が、コーヒーの一杯を通して交差する場所。
そこで出逢ってしまったのです。
その名も「将軍ラテ」。しかもホット。
ただのラテではありません。
なんとその器が……金ピカの茶碗。
もはやこれは、
飲み物というより「儀式」。
マグカップではなく、金色に輝く、
まるで将軍の宴に使われそうな
豪奢な茶碗でいただく一杯。
手に取ると、ずしりとした存在感。
口をつけると、ラテの泡がまるで
金の雲のように舌の上に舞い、
ミルクとエスプレッソが優雅に絡み合いながら
喉の奥へと流れ込む。
一口目で悟った。
これは「格」が違う。
ワンランクどころか、ツーランク
いや、将軍クラスの体験。
コーヒーを味わうというよりも、
“将軍としての一日”を体験しているかのような感覚。
まわりの視線すら、
今日はどこか敬意を帯びているように感じてしまうから不思議。
飲み終えた後、金の茶碗の底から見える自分の顔に、
ほんの少しだけ誇らしさを覚えた。
あぁ、今日という日はきっと忘れない。
ラテを飲んだだけなのに、
ちょっと人生が豊かになった気がするから。
Noah 亜嵐(アラン)
亜嵐の写メ日記
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【 金ピカの茶碗で、将軍のごとく 】亜嵐