みなさま、ごきげんよう。そして、お元氣さまです。
以前書いた、三峯神社へ行った日記。
実はあの日、もう一つ心に残っていたものがありました。
それは境内に立つ「ヤマトタケルの像」。
「なんで、こんなに堂々としてるんだろう?」
そう思って近づいてみると、彼の目線の先には、広い山と、空と、遠くの未来が見えているような気がしたんです。
ヤマトタケルは、戦いの中で変装したり、火に包まれた野原を剣で切り拓いて進んだりしたという伝説の人物。
ただ強いだけじゃない。
心も、頭も、愛も、持っていた。
「人を守るために、自分を信じて進んだ人」
そんな風に思った時、ふと私も立ち止まって自分に問いかけました。
「今の私の在り方はどうだろう?」って。
女風という仕事は、目に見えるものだけじゃなくて、心の奥に触れていく仕事。
その日その時の空気、言葉、手の温度。
すべてが”戦わない戦い”みたいなものかもしれない。
それなら、私にとっての「草薙の剣」はなんだろう。
そう思った時、「あなたの言葉が安心した」とか、「今日、来てよかった」って笑ってくれた瞬間が、全部それなんだって気づきました。
そして、像の前で願ったんです。
「もっと、誰かの背中を押せる自分になれますように」って。
Noah 亜嵐(アラン)
亜嵐の写メ日記
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【 ヤマトタケルという男 】亜嵐