この挨拶は、京セラの創業者・稲盛和夫氏が提唱したもので、私にとっても大切な言葉のひとつです。
もともとは、まだ一日の始まりである午前中から「お疲れ様です」と声をかけるよりも、もっと前向きでエネルギーのある挨拶ができないかという想いから生まれた言葉だそうです。
私自身、以前勤めていた整骨院でこの挨拶に出会い、以来ずっと心に残っています。今でも時折使うことがあり、何気ない挨拶の中にも、少しでも「あなたは特別ですよ」という気持ちが伝わったらいいなと思っています。
ちなみに、個人的なこだわりとして、「気」の字を「氣」と書くこともあります。
「氣」は、昔から使われていた漢字で、「米(エネルギー)」を内に含んでいて、内側からふわっと広がるような温かさや力強さを感じるのです。
先日行った三峰神社でも使用されていました。
漢字一文字にも、そんなふうに自分なりの意味を込めて使ってみると、不思議と気持ちが整うこともあるんですよね。
もちろん、こうした考え方にはいろいろな捉え方があると思います。けれど、挨拶ひとつにも“誰かの一日が少しでも心地よく始まりますように”という想いを込めて、これからも丁寧に届けていきます。
Noah 亜嵐(アラン)