乾燥した空気が肌を突き刺す季節から少し暖かくなってきてるけど、未だに自然と加湿器のスイッチを入れる。部屋の隅で静かに蒸気を吐き出すその姿は、まるで密やかな吐息のように空間を包み込む。
潤いが足りないと、肌は敏感になる。ほんの少しの刺激でも乾いた感覚が残り、心までも不安定にさせる。だからこそ、適度な湿度が必要だ。しっとりとした空気の中では、触れるものすべてが優しくなる。指先が滑らかに肌をなぞり、呼吸が絡み合うように混ざり合う。
女風の時間もまた、湿度が重要だ。
ただ熱いだけでは、ただ強いだけでは、どこか心地よさが足りなくなる。程よい温もりとしっとりした空気があれば、心も身体も安心して預けられる。焦らず、じっくりと。呼吸を合わせ、温度を整えながら、互いのリズムに馴染んでいく。
加湿器のスチームが、じわじわと部屋を満たしていくように。
ゆっくりと、じっくりと、湿度を上げていくように。
今日もまた、心地よい温もりの中で、しっとりとエロく…。
Noah 亜嵐(アラン)
亜嵐の写メ日記
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【 加湿器のように… 】亜嵐