みなさま、こんばんは。そして、お元氣さまです。
美容院で「今日はグリーンアップルの香りのシャンプーを使いますね」
と言われた瞬間、ちょっとだけドキドキした。
グリーンアップルって響きだけでもなんだか特別な感じがする。
爽やかで甘酸っぱくて、どこか若々しい。
それに包まれる自分…想像するだけで
ちょっと笑えてしまうけど、そんな自分も悪くない。
泡立つシャンプーの手触りと一緒に、香りがふわっと広がる。
その瞬間、記憶の奥に眠っていた一枚のシーンが蘇った。
そう、中学生の頃、初めてアリミノのワックスを使った日のこと。
その頃の自分と今の自分。
香りの記憶がこうして繋がるなんて面白い。
そしてふと思う。このグリーンアップルの香りを纏ったまま、
お客様と過ごしたらどんな反応が返ってくるだろう。
「昔使ってたシャンプーの香りに似てる」とか、
もしかしたら「この匂い、食べたくなる!」なんて笑われるかもしれない。
それはそれで楽しい。だけど一番嬉しいのは、
そっと髪に顔を寄せられて「この香り、好きだな」って
囁かれる瞬間かもしれない。
グリーンアップルの香りが二人の間に小さな魔法をかけてくれるような気がする。
美容院を出た後も、髪から漂う香りが風に乗って自分を包み込む。
懐かしさと爽やかさを纏っていると、
なんだか少し特別な自分になれた気がする。
香りも記憶も、繋がっていくものなんだな。
そんなことを思った一日だった。
Noah 亜嵐(アラン)