「ベイビーガール」
今作は新しい価値観の話だから、
女風の世界を知らない人が観たら
なんだこの現実離れした世界観って思いそうだけど
現実はもっとすごい世界がひろがってたりするかも
事実は小説より奇なり
"女性なら/母なら/CEOならこうあるべき”という本人も無自覚で被っていたペルソナを、ある日強引に剥ぎ取られてはじめて自分の本当に求めているものに気づく。
そりゃ夢中になるし、唯一の理解者だと思ってしまうから離れられなくなる。
今作は女性の性欲を見せたいのではなく、自分でも気づかなかった”自分が本当に求めていたモノを知覚した人の物語(男性側も)
ニコール・キッドマンの顔が不自然で整形したなと思ったら、それも映画の設定にちゃんと組み込まれていました。でも、それは役作りのための整形?ニコール・キッドマン自身のため?
女風を利用したことがある人、セラピストに観てほしい映画
・社会に密接に関わりつつ性を謳歌するには
・愛し愛されるための容姿(ルッキズム、整形)
・階級と地位
・女性監督が描く女性の性
・ポルノではないエロ
男と女の関わり方も形も
時代によってほんとにすごい勢いで変化していて
女風がまだまだ言語化できない
人間の欲望と快楽の憩いとして
また、最後の砦として
さらに注目されるんじゃないか
A24が描く男娼
映像は美しいし
クラブのシーンはリアリティがあって興奮します
最後の方の日本語役で
ニコール・キッドマンが
「プロにお願いするわ」
みたいな言い回しで
えっまじで?男娼なの?
って半笑いになりました
実は内容まったく知らないで観に行ったので
度肝を抜かれました
概要
『ベイビーガール』は、ハリナ・レインが脚本、監督、製作した2024年のアメリカのエロティックスリラー映画です。この映画では、ニコール・キッドマンが、自分のキャリアと家族を危険にさらすほど年下のインターンとの不倫関係を始める有能なCEOを演じている。ソフィー・ワイルドとアントニオ・バンデラスも出演。
玲一の写メ日記
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映画とエロス Vol.45玲一