her/世界でひとつの彼女
セラピストになって見返したらまた感じ方がちがってher/はぁ(溜息)
みたいな感覚だった
主人公は言葉を仕事にしていて
うまく伝えられるはずなのに
身近な大切な人とすれ違う
男性だけど女性の感性も持ち合わせた
繊細で承認欲求が強い男性主人公
AIの女性と心を通わせて
現実の人間関係ではあまりうまくいかない
AIの女性と実際の交わりを体感したくて
第三者を交えた疑似セックスのくだりとか
面白かった
女風も見ず知らずの男女が会ってすぐ交わるけど
違和感なく数時間を過ごせるのは
奇跡みたいだけど
数百回とそんなことがあると
不思議と慣れてくる
いつしかセラピストが現れて
イヤホンでAIが指示する時代がくるのかな
ChatGPTが現れてから見ると
現実感ありすぎて
SF作品ではもはやなかった
セラピストって承認欲求が強いよね(偏見)
受け入れて認める側なのに
なぜか自分がそれを求めるのきついわぁ
もちろん好いていただけてのスタートだけど
女性が主役なのに
など考えてたよ
おれはいま現実にいるのか
酔って夢の中にいるのか
はたまた意外と冴えてるのか
わからなくなってきた
役者のスタイリングも
セリフも画面の色味もサントラも大好きで
初めてみたとき
さすがスパイクジョーンズって感嘆した
でもおしゃれでなんか
悲しい映画
現代的でいいなー
現代は悲しさが付き纏う
平坦でポジティブなものより
しっくりくる
結局悲しさは付き纏うよな
酒で紛らわせて楽しく装うのが
玲一流の楽しみ方です
ちがう酒がなくても楽しいぞ
会ってみればわかる
いまはほろ酔いです
それでよし
劇中のセリフより
"人生は短い
だから生きてるうちに目一杯味わいたい喜びを
私は好きにするわ"
いいセリフでした(ビール片手に乾杯)
好きな映画です
悲しくない関わりなんてないだろうから
おしまい
サマンサには641人の恋人がいる
まだまだだな
また劇中のセリフより
"わかってる
異常と思われても仕方ないわ
でも信じてもらえないかもしれないけど
あなたを思う気持ちは少しも変わらない
他に何人いても心から愛してる"
あらすじ
マルコヴィッチの穴」「アダプテーション」の奇才スパイク・ジョーンズ監督が、「かいじゅうたちのいるところ」以来4年ぶりに手がけた長編作品。
近未来のロサンゼルス。セオドア(ホアキン・フェニックス)は、他人の代わりに想いを伝える手紙を書く“代筆ライター”。長年一緒に暮らした妻キャサリン(ルーニー・マーラ)に別れを告げられるも、想いを断ち切れずにいた。女友達のエイミー(エイミー・アダムス)は彼を心配して友人を紹介しようとしたりしてくれるが、彼はそんな誘いも断り傷心の日々を過ごしていた。
そんなある日、人工知能型OSの“サマンサ”(スカーレット・ヨハンソン)に出会う。出会うといっても実体をもたない彼女は、コンピューターや携帯画面の奥から発せられる“声”でしかない。けれど“彼女”は、驚くほど個性的で、繊細で、セクシーで、クレバー。セオドアは次第に“彼女”と仲良くなっていき、イヤホンで“彼女”と会話をする時間を誰と一緒にいるより自然に、幸せに感じるようになる。仕事中相談をしたり、夜寝る前にささいな会話をして笑いあったり、携帯のなかに“彼女”を持ち出して外出したり旅行をしたり・・・。サマンサにとってもセオドアを通じて見る世界は新鮮で刺激的で、やがて二人は恋に落ちるが――。
玲一の写メ日記
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映画とエロス vol.42玲一