「危険やプロット」
現実と虚構の境目が徐々に曖昧になっていく様が面白くてのめり込んでいきます。決して劇的ではなく、じわじわと読み手を侵食していく感じが憎らしい。
クロードの内面描写を極力抑える事で彼の妖しさも旨く演出できているようで引き込まれていく。
人間模様や関係性を探っていく過程がスリルもありやらしい。セクシーな要素や濡れ場はないけど、香るやらしさは主人公のクロードの美しさからなのかな。
女風でもお客様とじっくり向き合っていく様、そのものがもはややらしい。だからまだまぐわってない時に行く食事って最高に盛り上がるんだろうな。
あらすじ
フランスで大ヒットを記録したフランソワ・オゾン監督のサスペンス・ドラマ。国語教師であるジェルマンは、人間観察の才があるクロードの作文に魅了され、彼に小説の書き方を教えるジェルマン。それは、あるクラスメイトとその家族を皮肉につづったものだった。クロードの感情あふれる文章に危うさを感じながらも、その才能にひきつけられていくが……。次第にエスカレートして思わぬ方向へと動き出す。
玲一の写メ日記
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映画とエロスVol.31玲一