「スイミングプール」
フランソワオゾンの映画の中で一番好きな作品です。
シャーロットランプリング57歳の身体をオゾンのカメラワークで、舐めるようにして映し出すのがすごい。オゾンならではです
どれが本当の出来事?誰が実在の人物?全くわからないのは、やっぱりそもそも正解が用意されてないからなのだろうか。現実と虚構の境界は、スイミングプールの水面のゆらめきのように曖昧だってことなの?
あとはやっぱりリュディヴィーヌサニエがめちゃくちゃ可愛い。舌ったらずな喋り方と成熟した大人の身体のギャップがめちゃくちゃ魅力的。奔放でオープンに見えるのに終始ミステリアスで、捉えどころが無い、まさにスイミングプールの水面に見え隠れするような存在です。ただ若い美女なら誰でも良いってだけではなく、彼女が演じるからこそこんなに魅力的なキャラクターになっていると思う。
あらすじ
新作の筆が振るわないイギリスの人気ミステリー作家、サラは、出版社の社長ジョンの勧めで、彼が所有する南仏の別荘にやってくる。静かな土地と自然に囲まれ、執筆活動を始めるサラだが、そこにジョンの娘と名乗るジュリーが突然現れる。夜な夜な違う男を連れ込むジュリーに当初は辟易したサラだったが、彼女の奔放な魅力に注目し、ジュリーを題材にした物語を書こうとするが……。「8人の女たち」のフランソワ・オゾン監督が、シャーロット・ランプリング、リュディビーヌ・サニエという新旧の人気女優を主演に描くミステリー。
玲一の写メ日記
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映画とエロスVol.10玲一