【事前のやり取りで「楽しみましょう」と言われると、気持ちが冷めてしまいます。楽しもうとしてくれてるセラピストさんに申し訳なく思い、自分の気持ちを抑えて合わせてしまいます。実際に会ってからもテンションを無理に上げて合わせているので、別れてから気持ちが疲れてしまいます。終えて思い出したときに楽しかったと振り返るのは好きです。楽しいかどうか事前にわからないでしょ?という天邪鬼だと自覚しています。もしかして女風が向いてないですか?】
「楽しみましょう」
これが心の枷になっていることと思います。
お金を支払うのは私で、私が楽しむ為にあなたの時間を買っているのに楽しみましょうってどういうこと?
ちょっと乱暴な言い方をするとこんな感じになってしまいます。
詰まるところはそうなんですが、身体や心、気持ちが複雑に入り混じってくると考えや答えはひとつでは無いと思います。
本懐は貴女が楽しむ為であり、その為に事前のやり取りで気持ちを高めたり、して欲しくない事して欲しい事を共有したり、当日を最大に最高に迎えるために心を持っていきますが少なからずもそこに不安が同居しているはずです。
自分でも気付くか気付かないかの心の機微がある中でセラピストから「楽しみましょう」と言われたら「楽しまなくちゃいけないんだ…」とマイナス方向に考えてしまうことも分かります。
決して女風が向いていないというわけではありません。
ただ貴女が優しすぎるんです。
せっかく会うんだからセラピストにも楽しんでもらえたらいいな。そんな優しさが自分を苦しめているんだと思います。
確かに一セラピストからみたらそう思って頂けるのは非常に嬉しく、かつ僕達も会うのが待ち遠しいので楽しみましょうという言葉を気軽に使ってしまいます。
ですが貴女の優しさを充分噛みしめた上でどうか少しだけでもわがままになって下さい。
気兼ねなくわがままが許される相手、それが僕達セラピストでもあります。
上から目線のアドバイスの様な形になってしまい申し訳ありません。
僕は一方的な気持ちにならない様に努めます。
ですのでいつも「一緒に楽しみましょう」という言葉を使います。