今日の文章は
一年以上前に書き始めたけれど
ちゃんと思っていることを
伝えられる言葉になるよう
何度も書き直したり
それでも、なかなかアップする勇気がでなくて
でもいつかは伝えたいと思っていた内容なので
今回、アップさせてもらいましたが
僕にとっては
少し踏み込んだ内容のように思っているから
もし、不快に感じた方がいたら本当にごめんなさい。
性的同意については
近年多く語られるようになったと思う。
ただ、その多くは行為の直前に同意があったかどうか
という部分のみにフォーカスが当たっていることが多いように感じる。
もう一歩、踏み込んだとしても
行為の最中に
特定の内容について
同意があったか
そこまでの議論にとどまっているものが多いと思う。
行為の直前に同意がないのに
性的行為に及ぶこと
もしくは、性的な行為自体には同意があったとしても同意していない内容にまで行為が及ぶこと
この二つは、論ずる必要もないくらい到底許されるのもじゃない。
どちらか一方の
特に男性の
一方的な欲望で
女性の心や体が傷つけられることは
そんなことはあってはいけない。
でも
たとえ行為の直前や最中に同意があったとしても
行為をしたことを機に
とか
行為をしたその日を境に
相手の自分に対する態度や連絡の感じが
それ以前と
明らかに変わったりすることで
苦しい思いをさせられた人がいるならば
たとえ、行為の前に
同意があったとしても
それは本当の意味での「同意」があったとしてよいのか僕は疑問を感じる。
もちろん
女性も男性も
体の関係を持ったからといって
必ずしも同じ気持ち
同じだけの量の思いを
お互いが持ち続けるとは限らないだろうし
そんなことは充分分かっているとおっしゃるかたも、きっと多いと思う。
ライトな関係というのも存在するだろうし
男女の色々なかかわりあいの形があること
それも全然否定しない。
けれど、異性と異性という前に
人と人として出会い
人と人として会話をし
人と人として接したわけだから
人と人としての
礼節や最低限のマナー
はなくてはならないと思う。
僕は、セラピストになる前に
女性から、以下のような言葉を
聞いた経験がある。
セラピストになってからも
こういったことについて
色々な気持ちを本当に
たくさん聞かせてもらったけれど
僕がセラピストとして聞かせて頂いたお話は
たとえ匿名性があっても
SNSには一切書くことはしたくないので
僕が、セラピストになる前で
かつ、過去書いた僕がセラピストになった理由にも繋がる、とても印象に残っている
お話を書かせて頂きたいと思います。
1人のかたは、こんなことを言っていました。
気になっている男性が
関係を重ねていくごとに
自分への態度が前と変わっていってしまった
変わっていくこと
厳密に言えば、
関係を重ねていくごとに
女性のほうは、その男性が気になるという気持ちが強くなっていったけれど
逆に、男性のほうは
連絡が減ったり
興味がなくなっていく感覚が
明らかに分かって
とても辛い気持ちを感じていたり
以前、その人の言ってくれた言葉と
現在は、全然違う態度をとられていることに
気持ちのモヤモヤが晴れなくなってしまって
そのことばかりを毎日考えてしまう。
そんな気持ちを話してくださった女性がいました。
また、ほかの女性は
下のような
とても苦しい胸の内を僕に話してくださいました。
これまで、毎日、頻繁に連絡を取り合っていたのに
一度関係を持った途端
突然、
関係を持ったその日を境に
全く返事がなくなってしまった。
これも、厳密にお伝えすると
関係を持ったあと
一回だけ、返事があったけれど
そのあと、一切返答がなくなってしまった。
本当に苦しさの伝わる言葉でした。
後者の内容までになると
たとえ、行為の直前に同意があったとしても
きっと、連絡を絶った側の人間には
ある意味、会っている最中の言葉には
相手の女性を欺く心があったのではないかとすら感じる。
心にもない言葉や
雰囲気を伝えて
行為の直前に
性的同意を得て
体の関係を持ったけれども
でも、それを、きっかけに
その前後で
全く違う態度、対応が全く違うものになったとしたら
それは、同意があったと言っていいのだろうか。
性的なことに限らず
同意というのは
人はそれまでの
言葉や対応、全てが加味した上で
するものだと思う。
少なくとも
同意した直後に
手のひらをひっくり返したかのようなことや態度をとられることを、想定したり
許容をして
同意というのはされるものでないというのは当然だ。
契約においても
人間関係においても
書いてあることが守られること
言ったことを守ってくれることを
前提として、同意はされるものだから。
もし、その同意に至るまでの前提全てが
覆されたことで
苦しめられた人がいたとするなら
これを同意として
認めていいようには
思えないように僕は感じる。
たとえ、欺く気持ちがあったとしても
たしかに、法律的には
咎めることが難しい内容かもしれない。
けれど、こういったことで
苦しさや悲しい気持ちをしている人がいることは
僕は、本当に嫌だと思う。
きっと、女性たちは
相手の最低限の礼節やマナーのある
対応さえあれば
こんなに長く苦しい気持ちでいたり
モヤモヤがずっと晴れない状況に
いないで済んだはずだと思う。
自分の全てを受け入れて欲しいなんてことを
相手にぶつけるつもりなんかでは
きっとなくて
人に対する
最低限のマナーのある言葉さえあれば
それで良かったんだと思う。
いま、そんな苦しい気持ちのなかにいる人のために
僕ができることは、多くはないかもしれない。
けれど、人には話しにくい
デリケートな話も
僕がセラピストだから
話せるという部分もあるかもしれない。
多くのことを、僕があなたのために
できないとしても
しっかりと、焦らず、ゆっくり
あなたの話を聞かせてもらうことは
できると思う。
全てを話さなくちゃいけないなんて思わなくていい。
あなたの話したいと思うことだけを
話してくれればいい。
もしかしたら、話すことで
少し頭の中が整理されて
モヤモヤが少し晴れるかもしれない。
話すだけでも全然構わないし
ハグや、触れ合うことができるなら
男性との繋がりに
不安を感じるようになってしまった
その気持ちを
少し温めることができるかもしれない。
セラピストを続けてきた中で
ハグの力は、本当に大きいって感じる。
入店したばかりのブログで書いたけれど
僕の知る限り
男女のことで、傷ついた気持ちは
男女でしか、傷を治していくことは
できないように思う。
傷ついているときに
一歩を踏み出すのは
本当に怖いし
本当に勇気のいる事だと思う。
僕との時間は
話をすることも
ハグも
触れ合うことも
あなたがしたいことだけを
してくれれば大丈夫だから
ほんの少しだけ
勇気を出してもらえたら嬉しい。
いまは、とても苦しい気持ちの中かもしれないけれど
悔しさや、勇気がなくなり、一歩を踏み出せなくなってしまったことで
そのまま、苦しい気持ち
暗闇の中にいるような気持ちのままで
どうかいないで欲しい。
僕にできることは
限られるかもしれない。
けれど
僕との時間が
あなたにとって
前向きな気持ちを取り戻すきっかけに
ほんの少しでもなれたら嬉しいし
ほんの少しでもそうなれるよう
あなたと真剣に向き合わせてもらいたいって思っています。
あなたが声をかけてくれること
僕は、いつでも待っています^_^
最後まで読んでくれて本当にありがとう。
拓実の写メ日記
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【性的同意】について僕が思うこと拓実