「私の子ども時代はとても孤独でした。
失読症のせいで学校ではバカにされ、いじめられていたからです。」
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トーマスという少年は「パイロットになる」という夢を持っていました。
しかし彼は「ディスレクシア」という、文字の読み書きに著しい困難を抱える障害を持っていたことで、周りの人間から「ラベリング」されてしまいます。
「勉強すらできないお前にはパイロットなんて無理だ。」
「字も読めないのに、そんな無謀な夢を持つのはやめなさい。」
と。
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「読書に集中しようと思っても、ページの終わりまでいくと、読んだ本の記憶がほとんどなくなっている。
そんな自分に呆れたり、不満を感じてイライラしたり。
読み書きの授業が始まると、足や頭に痛みを感じて、いつも身体の不調を感じていたのです。」
トーマスはただでさえ自身がこんな状況であるのに、その上周りの人間からは心無い言葉によってラベリングされる日々。
それでも彼には
「パイロットになる」
「自分にはできる」
という強い意志がありました。
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そしてもう一つ、彼にはどんな自分でも信じてくれて、惜しみない支援を続けてくれる存在がありました。
教育者であった母親です。
「あなたには大きな可能性がある。」
「だから決して諦めないで。」
言葉をかけるだけでなく、字が読めないトーマスの代わりに本を読み聞かせてくれたり、図や絵を駆使して読書力をサポートしてくれたり、集中力の向上に取り組み続けてくれた母親。
その甲斐あってか、「ディスレクシア」であったトーマスも24歳の頃には読書を楽しむまでに至ります。
そんな中で彼は本当にパイロット試験を受け、見事合格し、様々な経緯を経て映画にも出演することになりました。
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このエピソードを知ってらっしゃる方もいると思います。
彼の名は『トム・クルーズ』
誰もが知る大スターですよね。
周りからの「ラベリング」にも負けず、自身の強い意志と、母親からの愛と支援によって大きな夢を叶えたトーマス。
ピグマリオン効果: 人は、他者から期待されると、期待に沿った成果を出す傾向にあるという現象
まさしくこのピグマリオン効果による成功例と言えます。
そしてこのピグマリオン効果も、別の角度から見れば『言霊』の1種だと捉えることができると思うんですよね。
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さて、
日記を4つに分け、長々と語ってきましたが
以上のような名言や出来事を知り
知識とし
私自身も様々な経験を経て
私は今のようなポジティブな人間になるに至ります。
以前 【私にできること】 という日記にも書きましたが、私は人に対して「理解者になる」とまでは言えませんが、繋がりを持った人とは少なくとも「私はあなたの味方です」という距離感にはいたいと思っていて、そしてせっかくそこにいさせてもらえるのであれば、できれば私はその人にとってトーマスの母親のような存在であれたらなと思っています。
事実なんてどうだっていいんです。
あなたのことを深く知らなくたっていい。
むしろその方がいい場合もある。
心理学上は『レッテル効果』だろうが
『ピグマリオン効果』だろうが、なんだっていい。
私は人(自分)が持つ"想い"と"言葉"の力を信じています
だからこそ「ここ」にいて
あえてポジティブな言葉を発し続ける。
その力を一番しっくりくる言葉で言い表したものが
『言霊』だ、というお話でした。
読んでくれてありがとう。
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言霊④はやと