【熱海の赤線地域を歩いた。】- なお(SPA White)東京/愛知/大阪/性感マッサージ

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なおの写メ日記

  • 熱海の赤線地域を歩いた。
    なお
    熱海の赤線地域を歩いた。


    熱海市の海沿いにある赤線地域を歩いてきた。


    赤線地域ってのは第二次大戦後に公娼制度が廃止されてから1950年代に売春防止法が施行されるまでの間、半ば公認で売春が行われていた地域のことだ。ちなみに、許可を得ないで売春を行っていた店舗が連なる地域は「青線」と呼ばれていたんだとか。


    俺は昔から廃墟やリゾート開発跡地みたいな当時の情景がそのまま残っている場所が好きで、今回もそんな景色を求めて赤線地域をプラプラしてきた訳だ。


    熱海駅からバスに揺られ10分程度で着くその港町は、結構な数の店舗がテナント募集中となっていて、栄枯盛衰と言うか諸行無常の響を感じさせる雰囲気だった。ただ、赤線地域が廃止されたとは言っても、一部の店舗はソープランドやファッションヘルスとして営業していたので、多少なりとも色街としての息吹は感じ取ることは出来た。


    その港町を歩いている間、頭の中には「儚いなぁ」って言葉がポッと出ては消えてを繰り返していた。今から約60年前には、多くの売春を生業としていた女性や女衒達がそこで生活をして、大金が飛び交っていたんだろう。


    好きで売春をしていた女性はたぶん少なかったんだろうけど、彼女達が自分や家族の為に働いていた事実は確かにそこに存在していた筈で、多くの波乱万丈な物語も有ったはずだ。


    でも今現在、そこにあるのは色褪せた建築物と少しの飲食店とテナント募集中の張り紙だけで、当時働いていた彼女達の存在を示す物は何処にもなかった。


    売春宿が廃業した後、彼女達はどんな人生を歩んだのだろう。家族を持って幸せに暮らしている人、隠れて売春を続けていた人、誰にも気付かれずに死んでいった人、皆それぞれの物語があるんだろうけど、俺には知る由も無い。


    そんな事を考えながら歩いていると、やっぱり人の一生ってのはこの世界からしたらとても儚いし、繰り返される諸行は無常だなぁなんて思ってしまった、そんな赤線地域の散歩でした。


    かしこ


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