公園や道端で猫を見かけると、しばしば「俺も猫になってみたいなァ」と思う時がある。もちろん、彼らには彼らなりの生きづらさがあるのだろうし、健康で文化的な最低限度の生活を保証されている訳ではないから、人間でいるよりも大変な場面は多いのだろう。
しかしあれだ、隣の芝生は青く見えるというやつだ。
理想はそうだな、海が見える片田舎に住んでいる老夫婦宅に入り浸ってる猫になりたい(飼われているのではなく入り浸っている点は非常に重要である)。
縁側で将棋を指している爺さんをじーっと眺めたり、庭いじりをしている婆さんをじーっと眺めたりしたい。それに飽きたら近くの漁港に繰り出して、顔見知りの漁師をじーっと眺め、魚を1匹横流ししてもらうのだ。
そして夜になったら近所の猫達と公園で雑談に興じる。そんな生活を経験してみたいとか思ったり、思わなかったりする。
P.S.写真の猫は鶯谷で撮ったやつ。舌を出していて可愛らしかった。[cast shop_id="115" cast_id="8217" name="なお"]