世の中にはさまざまな話し方をする人がいる。
必要なことを的確に、無駄なく伝える人。
情景や感情を織り交ぜ、ダイナミックに語る人。
どちらが優れているという話ではない。
最近、「とても丁寧に話そう」とする人が
一定数いることに気づいた。
相手に伝わりやすく、誤解を生まないよう、慎重に言葉を選んでいるのだろう。
それ自体は素晴らしいことだ。
ただ、その慎重さゆえに、抑揚がなく、温度の感じられない言葉になってしまうことがある。
相手の耳には届いても、心には響かない。
大切なのは、きれいな言葉を使うことではなく、伝えること。
多少言葉が崩れても、正しい日本語でなくても、感情を乗せ、自分の言葉で語ったほうが、相手の心に届く。
話すことは、単なる情報の交換ではなく、心を通わせること。
そう考えると、もう少し力を抜いて、熱量を持って話すほうが、
より豊かな対話が生まれるのかもしれない。
ボクは女性用風俗のセラピストをしている。
お客様の要望に応えながら、安心できる時間を提供するのが仕事だ。
だからこそ、言葉の伝え方にはいつも気を配っている。
相手にとって心地よい距離感を保ちつつ、誤解のないように丁寧に話す。
でも、それだけでは足りないこともある。
どれだけきれいな言葉を選んでも
そこに感情がなければ、相手の心には深く届かない。
本当に大切なのは、形式的な言葉ではなく、その奥にある「想い」だ。
不器用でもいい。完璧な言葉でなくてもいい。
気持ちを込めて話すことで、初めて相手の心に響くものがある。
セラピストの仕事は、ただ言葉を交わすだけではない。
触れること、寄り添うこと、そして「伝えること」。
だからこそ、ボクはこれからも、言葉に温度をのせて伝えていきたいと思う。
*from...Eveki*
Evekiの写メ日記
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「言葉に温度をのせて。」Eveki