---前回の続き---
『〇〇さん、ですよね?初めまして。YOSHIKIです、よろしくお願いします』
この時の記憶はあまりないですが、精一杯冷静を装い声を振り絞った。
『はい、〇〇ですよろしくお願いします。』
お相手の女性もどこか緊張しているように見えた。
『こういったサービスはご利用したことありますか?』
そう質問すると、お客様もご利用が初めてらしい…
『何をするところかもわからなくて…』
『心配いりませんよ!僕もわからないので!!!笑』
そう冗談も交えながら、少しずつ自分の緊張が抜けリラックスしていった。
いざ、カウンセリング
アイスブレイクで雑談、ご要望やNG事項の確認、施術の流れ等を説明するとお相手の表情も徐々に豊かになりホッとしました。
そして施術スタート!
講習で学んだこと(アメニティー準備、ベッドメイク、照明調整、BGM、指圧マッサージ、性感マッサージ)を実際に行ったが全然ダメ(笑)
緊張が抜けずテンパってましたね。。。
思い返すと時間配分は下手くそだし、要望に応えるために無我夢中で施術をしていました。
お客様を満足させることより自分の責務を果たすことの方に意識が行ってたな〜。
そうしてデビューが終わり、思っていた10倍ヘトヘトで帰り道は目が死んでいましたね。笑
『このお仕事、続けられるかな〜。。。』
なんて考えながら自宅につき、携帯の通知が、、、
『YOSHIKIさん、ありがとうございました。私自身こんなに丁寧にされることは少なく、貴重な体験ができ、また会いたいと思いました。本当にありがとうございました』
と今日施術をさせていただいたお客様からとっても素敵なご連絡をいただきました。
このショートメールをもらった瞬間、さっきまで抱いていた気持ちは吹き飛びました。
『なんてやりがいのある仕事なんだ…』
大好きなハイボールを片手に女風セラピストとして確かな一歩を踏み出したYOSHIKIであった。
ーーー 完 ーーー
以上、ノンフィクション日記でした。
YOSHIKIの写メ日記
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女風(キャスト)デビューのお話 ~後編~YOSHIKI