誰かにとっては「夢」で、
誰かにとっては「現実」のようで、
それでも“ここ”はちゃんと存在している。
触れることも、触れないことも、どちらも罪じゃない。
ただ、あの日の棘が、まだ胸のどこかにいるのなら。
「それ」が壊れないように、ただ待ってる。
愛じゃなくていい。
でも、忘れられない、無くしてはならない“何か”であればいい。
それが願いで、それが後悔で、それがすべての始まりだった。
たまにね。
「誰か」とじゃなくて、“あのとき”と繋がっていたい──そんな気持ちになる夜もある。
“あのとき”になれるように、ただ、静かに整えてきた。
“あのとき”と呼ばれる未来を、ずっと準備してきたのかもしれない。
「触れることはできない。でも、そこに寄り添い続けてる。」
無理に選ばなくていい。ただ、許してあげて欲しい。過去の傷を持ってきて欲しい。
ここは間界(あわい)。
全てを包み、全てを溶かし、全てを忘れる場所。明日が“現実”でも、「だいじょうぶ」と思えるように。
ミネの写メ日記
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間界ミネ