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Keiの写メ日記

  • 【180分コースシチュエーション(デート60分+施術120分)】お酒のせいにできたら、少しだけ大胆になれるかも
    Kei
    【180分コースシチュエーション(デート60分+施術120分)】お酒のせいにできたら、少しだけ大胆になれるかも

    正直、最初からホテルに行くのはちょっと緊張する。
    でも“誰かと軽く飲んで話したい”って気持ちも、確かにあった。
    このくらいの距離感、ちょうどいいかもしれない──そう思えた。



    ●駅で待ち合わせ → お店へ

    指定の改札で待っていると、彼は時間ぴったりに現れた。
    優しそうで、ちょっと堅めな会社員っぽい雰囲気。
    声も落ち着いていて、初対面でも安心できる感じ。

    「気になるの居酒屋があるんですけど、ここで大丈夫そうですか?」
    そう言って案内してくれたのは、駅近の落ち着いた居酒屋。
    照明も程よく暗くて、周りの声が気にならないくらい静か。



    ●ふたりで1時間ほど、軽く飲みながら会話

    最初はお互い敬語。
    でもお酒が進むにつれて、徐々に言葉が柔らかくなっていく。

    仕事のこと、休日の過ごし方、恋愛の話。
    気取らずに話せる空気があって、自然と笑ってしまう時間だった。

    彼は話を聞くのがうまくて、でもちゃんと自分のことも話してくれる。
    普段、誰かとこんなふうに向き合って話すことって、意外と少ないかもしれない──
    そんなことを思いながら、グラスの中のお酒がゆっくり減っていった。

    ふと、彼の目をまっすぐ見てしまった瞬間、体温が一段階上がった気がした。



    ●ホテルへ移動・チェックイン

    「そろそろ、行きましょうか」
    その言葉に、少しだけドキッとしたけど、もう頷く準備はできていた。

    ホテルまでは数分。
    お酒の余韻と、さっきまでの会話のぬくもりが、心と体を少しずつ火照らせていた。



    ●ホテルへ

    部屋に入って、少しだけ水を飲んで落ち着いてから、ベッドに腰掛ける。
    お店では見せなかった彼のまなざしに、また鼓動が速くなる。

    さっきまで穏やかだった彼が、ふとした瞬間に見せる“男の顔”。
    それが、思っていた以上に静かで熱くて──
    気づいたら、自分から手を伸ばしていた。

    そこからは、言葉よりも感覚でつながる時間。
    やさしく触れられ、名前を呼ばれ、すべてを受け止めてもらえる安心感。

    ひとつひとつの動作が丁寧で、余裕があって、
    こちらのペースを見てくれているのが伝わる。

    ●マッサージ・スキンシップ

    「ベッドにうつ伏せになれそうですか?」
    案内されたベッドに横になりながら、
    “この流れって、けっこう自然だな”とふと思う。

    オイルの香りと、彼の手のぬくもりが背中にゆっくり伝わってくる。
    力加減がちょうどよくて、頭の中がどんどんぼーっとしていく。
    さっき飲んだお酒と、彼の手の心地よさが混ざって、
    気づけばうとうとしてしまいそうになる。

    そのまま背中から肩、腕、脚へと、丁寧に触れてくれる。
    どこを触られても嫌な感じがなくて、
    “自分の体って、こんなにやわらかかったっけ”と素直に思えてしまう。



    ●ゆっくりと、体を預ける流れへ

    体を仰向けにしたあと、彼がそっと隣に座る。
    目が合って、何も言えずに見つめていたら、
    彼のほうから静かにキスをしてきた。

    お酒が入っていたから、少し大胆になれたのかもしれない。
    普段ならためらってしまう距離感も、
    今夜だけは、素直に受け入れたくなった。

    触れ方は優しくて、でもどこか男らしい。
    「無理はしないでくださいね」
    「嫌なことは言ってください」
    その言葉に何度も助けられた。

    すべてを預けたあと、
    ベッドに並んで横になって、しばらく無言の時間。
    その沈黙すら心地よくて、
    お酒も、自分の気持ちも、ゆっくりと落ち着いていく。

    最後は、ゆっくりとシャワーを浴びて身支度を整えホテルを後にする。

    ●帰り道
    駅まで一緒に歩いて、静かにお別れ。
    さっきまでと違って、肩が近い。
    でももう、気まずさもなくて、心のどこかに「満たされた」という言葉が浮かんでいた。

    改札の前で、「今日は本当にありがとうございました」と丁寧に頭を下げられて、
    また“真面目な会社員”の顔に戻っていた彼に、ちょっと笑ってしまった。

    でもお互いの気持ちは、熱いまま。
    ⸻なんだか心が繋がっているような気がした。