正直、最初からホテルに行くのはちょっと緊張する。
でも“誰かと軽く飲んで話したい”って気持ちも、確かにあった。
このくらいの距離感、ちょうどいいかもしれない──そう思えた。
⸻
●駅で待ち合わせ → お店へ
指定の改札で待っていると、彼は時間ぴったりに現れた。
優しそうで、ちょっと堅めな会社員っぽい雰囲気。
声も落ち着いていて、初対面でも安心できる感じ。
「気になるの居酒屋があるんですけど、ここで大丈夫そうですか?」
そう言って案内してくれたのは、駅近の落ち着いた居酒屋。
照明も程よく暗くて、周りの声が気にならないくらい静か。
⸻
●ふたりで1時間ほど、軽く飲みながら会話
最初はお互い敬語。
でもお酒が進むにつれて、徐々に言葉が柔らかくなっていく。
仕事のこと、休日の過ごし方、恋愛の話。
気取らずに話せる空気があって、自然と笑ってしまう時間だった。
彼は話を聞くのがうまくて、でもちゃんと自分のことも話してくれる。
普段、誰かとこんなふうに向き合って話すことって、意外と少ないかもしれない──
そんなことを思いながら、グラスの中のお酒がゆっくり減っていった。
ふと、彼の目をまっすぐ見てしまった瞬間、体温が一段階上がった気がした。
⸻
●ホテルへ移動・チェックイン
「そろそろ、行きましょうか」
その言葉に、少しだけドキッとしたけど、もう頷く準備はできていた。
ホテルまでは数分。
お酒の余韻と、さっきまでの会話のぬくもりが、心と体を少しずつ火照らせていた。
⸻
●ホテルへ
部屋に入って、少しだけ水を飲んで落ち着いてから、ベッドに腰掛ける。
お店では見せなかった彼のまなざしに、また鼓動が速くなる。
さっきまで穏やかだった彼が、ふとした瞬間に見せる“男の顔”。
それが、思っていた以上に静かで熱くて──
気づいたら、自分から手を伸ばしていた。
そこからは、言葉よりも感覚でつながる時間。
やさしく触れられ、名前を呼ばれ、すべてを受け止めてもらえる安心感。
ひとつひとつの動作が丁寧で、余裕があって、
こちらのペースを見てくれているのが伝わる。
●マッサージ・スキンシップ
「ベッドにうつ伏せになれそうですか?」
案内されたベッドに横になりながら、
“この流れって、けっこう自然だな”とふと思う。
オイルの香りと、彼の手のぬくもりが背中にゆっくり伝わってくる。
力加減がちょうどよくて、頭の中がどんどんぼーっとしていく。
さっき飲んだお酒と、彼の手の心地よさが混ざって、
気づけばうとうとしてしまいそうになる。
そのまま背中から肩、腕、脚へと、丁寧に触れてくれる。
どこを触られても嫌な感じがなくて、
“自分の体って、こんなにやわらかかったっけ”と素直に思えてしまう。
⸻
●ゆっくりと、体を預ける流れへ
体を仰向けにしたあと、彼がそっと隣に座る。
目が合って、何も言えずに見つめていたら、
彼のほうから静かにキスをしてきた。
お酒が入っていたから、少し大胆になれたのかもしれない。
普段ならためらってしまう距離感も、
今夜だけは、素直に受け入れたくなった。
触れ方は優しくて、でもどこか男らしい。
「無理はしないでくださいね」
「嫌なことは言ってください」
その言葉に何度も助けられた。
すべてを預けたあと、
ベッドに並んで横になって、しばらく無言の時間。
その沈黙すら心地よくて、
お酒も、自分の気持ちも、ゆっくりと落ち着いていく。
最後は、ゆっくりとシャワーを浴びて身支度を整えホテルを後にする。
●帰り道
駅まで一緒に歩いて、静かにお別れ。
さっきまでと違って、肩が近い。
でももう、気まずさもなくて、心のどこかに「満たされた」という言葉が浮かんでいた。
改札の前で、「今日は本当にありがとうございました」と丁寧に頭を下げられて、
また“真面目な会社員”の顔に戻っていた彼に、ちょっと笑ってしまった。
でもお互いの気持ちは、熱いまま。
⸻なんだか心が繋がっているような気がした。
Keiの写メ日記
-
【180分コースシチュエーション(デート60分+施術120分)】お酒のせいにできたら、少しだけ大胆になれるかもKei