僕のiPhoneの新しい写真メモリーにソール・ライター展が追加されていた。
ちょうど1年前に渋谷で行われたソール・ライター展で、写真撮影OKを理由に調子に乗って100枚以上撮ったからか、iPhoneが気を利かせてアルバムを作ってくれたのだろう。
ソール・ライターは僕が大好きな写真家の1人。
彼はゴッホやバスキアやフィッシュマンズと同じように、死後にようやく評価されたアーティストで、人生の多くの時間をニューヨークのこぢんまりとしたアパートメントで過ごした。
生活は質素で名声は皆無だったけれど、彼の人生は大変充実したもので幸せな創作活動に没頭していたことを、当時の取材から伺うことができる。
「自分の価値観や可能性を信じて、ひたすら作業に没頭する」
これは僕の人生のテーマであり、それによって自身と周囲を幸せにできると確信していることでもある。
渋谷のソール・ライター展は、大規模でサービス旺盛で最高だった。
グッズ売場で買った”赤い傘と雪”のクリアファイルには、会社設立時の定款のコピーを入れている。
禅の写メ日記
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【日常】 #43 ソール・ライター禅