3月12日 金曜日 晴れ
おはようございます!
10年前の今頃は、テレビをつければ津波の映像や、大震災の被害が映像によって連日流れていて、死者、行方不明者の数も増える一方。津波が去った後の景色は、日本が戦時中に経験した、大空襲を受けたあとの焼け野原のような光景。
大震災のあったその夜から、被災地に住む親戚、知人、友人たちに連日電話をしたものでした。あの当時はなかなか携帯電話は繋がらず、繋がりやすい公衆電話から時間をおいて何回も、何回も電話して、数日かかってやっと安否の確認が取れたときはほんとに安堵したものでした。しかし、知り合い、身内が助かったから良いでもなく。
私は、10年前のその当時は、既に女風のお仕事に就いており、店所属のキャストでした。
震災の日から数日後に、震災前からご予約をいただいてたお仕事が入っており、普段ならばご指名、ご予約いただけることは、有り難いことなのに、その時ばかりはどうかキャンセルにならないか、と思ったものでした。これだけの大震災の直後で、死者、行方不明者が日に日に増えて、避難所生活を余儀なくされている方が多いこの状況で、はたして自分はいま、これで良いのか?今のこの仕事をしている場合じゃないのではないか。真剣に考えていました。
震災直後にどなたが言ったのか、響いた言葉があります。
知恵がある人は知恵を出そう
お金がある人はお金を出そう
力がある人は力を出そう
何もない人は元気を出そう
自分は震災から二週間後には、女風の仕事から離れて、工事現場で働いていました。その時の話はまたいつか。
今日も皆様にとりまして、素敵な一日となりますように。