こんばんは!
今日も一日お疲れ様です。東京は晴れましたが、雪国ではもうすっかり冬の季節到来といったかんじでしょうか。今夜の日記は真面目で少し長めです。
天網恢恢疎にして漏らさず
読み方は、てんもうかいかいそにしてもらさず
意味は、天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を行えば必ず捕らえられ、天罰を被るということ。天道は厳正であり、悪は罰を受けるということで、悪事を戒める言葉です。 出典 『 老子 』73章
今夜は自分の父親の話しを少し、父は自分が23歳の時に他界しましたが、定年まで自衛隊員でした。幹部まで登りつめ部下は何百人と居たとか。自衛隊は定年が早くて、50代の前半には退官を迎えます。うちの父もまだ働き盛りであり、自衛隊退職後に地元のある会社に就職しました。
その就職した会社が、経営難に陥っていたのか、うちの父が自衛隊を退職した際の退職金を、言葉巧みに丸々借りたものの、返済する事無く倒産。もうお手上げです。自転車操業だったのか、計画的だったのか?
当時の、自衛隊の退職金もかなりの額であったと聞いています。信用してそのような結末となり、父の失望感たるや、本人にとってはどれだけだった事か?それから好きでもないお酒を飲みだして、アルコール依存症となり晩年までそのまま引きずり、家族としても多大なる影響は受けました。
自分はそんなことがあった時には、まだ子供でしたので、その頃は何にも出来ず、自分が大人になってからですね、父をそのように滅茶苦茶にして、うちの家族をこのようにしてと怒りの感情が出てきて、その会社の当事者に父の仇だと言って行ったとしても、もう生きてはいないでしょうし。その子孫に行ったところで何もなりませんし、もうぶつけるところがありません。
天網恢恢疎にして漏らさず
私は何も出来なかった。悔しい気持ちは凄くありますが、しかし私が何もしなくても、きっとこの言葉のようにそう。そうでも思わないと。この言葉が励みにもなり、前を向いていく為の言葉にもなり、この先もずっと自分にとって心に残る言葉となることでしょう。
哀田 剛の写メ日記
-
天網恢恢疎にして漏らさず哀田 剛