【忘れられないお客様】- 哀田 剛(エクスタシー東京)- 性感マッサージ

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哀田 剛の写メ日記

哀田 剛

哀田 剛  (44)

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  • 忘れられないお客様
    哀田 剛
    忘れられないお客様

    7月11日 土曜日 曇り



    こんばんは!



    週末の夜、皆様いかがお過ごしでしょうか? お仕事の方々、お疲れさまでした。



    今日の写メ日記のお題は、忘れられないお客様。



    自分が今のこの女性向け風俗のキャストとして携わり、もうかなり長くなりましたが、その間に実に様々なお客様に接客し施術してまいりました。その中で忘れられないお客様がいらっしゃいます。



    今からもう10年ぐらいは前のことです。当時まだ自分は、店所属のキャストとしまして、日々お客様に施術しておりました。



    ある日に付いたお客様、新規で単独のお客様でした。自分としましては、普段どうりにお客様に丁寧にお客様のご希望に沿い施術をしまして終了して、身支度を整えて、さてホテルを出ようかというタイミングの時でした。お客様が「サービスが凄く良くて満足したので、これほんと少なくて恥ずかしいんですけど。あとでランチでも召し上がってください。どうぞ受け取ってください」 と、おっしゃいまして、お客様の手から私の手へと、折りたたんだ千円札を差し出されました。咄嗟のことでしたが、そのご厚意を、お気持ちを無下には出来なくて、「はい、ありがとうございます」と受け取りました。




    その時の自分の気持ちは、チップだなんて自分は頂かなくても大丈夫ですし、その前に施術代金とホテル代金など、お安くはないご利用料金をいただいておりますから。また、少なくて恥ずかしいだなんて、そんなことはなく、自分の施術に対して、ご満足いただけて、そのようなお気持ちになられて、もうそのお気持ちが凄く嬉しかった。もう涙が出るほど嬉しかった事を今でもずっと忘れられません。




    施術中の会話の中で、お客様からお仕事は、介護のお仕事とおっしゃっていました。お仕事柄、体力を使うでしょうし、身体のあらゆる箇所がお疲れであると理解し、身体をよくもみほぐし、マッサージしました。




    自分はこのお仕事をしながら、お客様の背景などを想像し、思うこともあります。こちらからあれこれ聞いたり、詮索するのではなく、お客様がお話しされた事から、お客様のことを知り、それに沿ってサービスをしてまいります。



    また、どのような思いでご依頼されてきて、中にはご利用するまで、不安や迷いや、躊躇されたり、やっとの思いで勇気を出して、ご予約されてきた方々をたくさん見てきました。そして決して安くはないご利用料金です。それに対しては、我々は真剣に向き合わなければと思っています。




    これは自分が前々から思っている事ですが、私どものご利用料金は〇〇分 〇〇円とご利用料金は決まっています。自分が常日頃、思うのはプライスレスなサービスを、これだけ頂いたから、これだけのサービスを、でもなく、ご利用料金以上のサービスを全力でお返ししたいと思います。あの時の10年位前の、あの忘れられないお客様から頂いたあの嬉しい気持ちを忘れる事なく。




    自分が高校を卒業する時、卒業式の日のホームルームで、担任の先生の言葉を、今でも忘れられなく思い出されます。「お前たちが、親から当たり前のように受け取っていた小遣い100円であっても、これから社会に出ていったら、その100円を稼ぐ事がどれだけ大変かを、これから身を持ってわかると思う」




    普段から自分は、このお仕事に携わる身である以上、お客様の個人情報は勿論のこと、個人の特定できるような事は、写メ日記をはじめ他でも発信する事は、まず無いのですが、あれから10年以上が経ち、お客様もご利用をご卒業された事を踏まえて、今回日記とさせていただきました。ありがとうございました。










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