こんばんは。
今日も1日お疲れ様です。
写真は、うちの近所の歩道に咲いていた、タンポポです。通り過ぎて何だか気になって、引き返して思わず写真を。
何の変哲もない、ただ路上に咲いている一輪のタンポポに、なぜか凄く気を引きました。まず逞しいなと思いました。アスファルトとコンクリートの壁のあいだの僅かな隙間から生きのびているその姿に。
いつからそこに生えていたのか、わからないですが、もしかしたら寒い冬を耐えていたのかもしれないですし、これから迎えるであろう灼熱の陽射しが降り注ぐ真夏も、移動せずにそこに佇んでいることでしょう。何の不満も言わずに凛として逞しく強く。
このタンポポを見て、あの言葉がすぐに浮かんできました。「置かれた場所で咲きなさい」ベストセラーになった渡辺和子さんの著書のタイトルでもあり、ラインホルド・ニーバーという、米国の神学者の詩の題名でもあります。
「置かれた場所で咲きなさい」決してその場所で我慢しなさい。でもなくて、置かれた場所に不平不満を持ち、他人の出方で幸せになったり、不幸せになったりしては、環境の奴隷でしかない。人間として生まれたからには、どんなところに置かれても、その環境で自分の花を咲かせましょう。
結婚しても、就職しても、子育てをしても、「こんなはずじゃなかった」と思うことが、次から次に出てきます。そんな時でも、その状況の中で「咲く」努力をする事がどれだけ尊いことか。
どうしても咲けない時もあります。雨風が強い時、日照り続きで咲けない日、そんな時には無理に咲かなくてもいい。その代わりに、根を下へ下へと降ろして、根を張るのです。次に咲く花がより大きく、美しいものとなるために。
また、そこの道を通る時にはそのタンポポを気にかけてみようと思います。
人は動物から学ぶ事もありますし、植物から学ぶ事もあります。地球は人間のためのものでは無いですから。
哀田 剛の写メ日記
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置かれた場所で咲きなさい哀田 剛