こんばんは!
今夜の日記も、昨夜に引き続き私が若かりし頃にしておりました、ホスト時代の話しを。今夜は第三話。
③いざ応募
専門学校へ行きながら、朝晩と新聞配達をして、始めは慣れるまでは大変でした。そんななかでもホストへの憧れは止むことなく、学校にも仕事にもだいぶ慣れて余裕が出てきた頃には、ホストの新聞の求人広告などを見ては、すぐには電話せずに眺めておりました。
そんな生活に追われながら、だいぶ慣れてきて余裕も出てきた上京後だいたい1年ぐらい経った頃でしょうか。ある時に勢いで夕刊紙三行広告に載っていたホスト募集をしている店へと思い切って電話してみました。ホストになりたいと思いながら、長いこと時間が経過してしまいましたが。
三行広告とは、ご存知かと思いますが、新聞の紙面の1番下にある求人広告などで、その名前のとおり要点だけ三行にまとめた求人広告のこと。その時に見たホストの求人広告はホスト募集、自由出勤可○○歳以上、電話○○といった、三行のごく簡単な内容だったと思います。
当時の哀田少年は電話するのにも凄く緊張していたような記憶があります。何を聞いたらよいのか分からず、とにかくホストへ応募したいとだけ話すのがやっと。電話に出た方は男性で慣れた様子で、たぶん応募の電話がきた時に同じような事を話すから慣れていたのでしょう。今思うのは、当時の私の緊張度は、まるで女風の利用を考えて初めての予約の電話をする時の心境といった感じでしょうか。
電話の向こうの男性は、「新宿の厚生年金会館の前に着いたら電話ください」そう言われたのは覚えています。新宿厚生年金か、名前は聞いたことあるけど、行くのは初めて。よくコンサート会場に使われるあそこかあ。
つづく
哀田 剛の写メ日記
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ホスト時代の話し③哀田 剛