こんばんは!
今夜の日記も、昨夜に引き続き私が約3年ほどしておりました、ホスト時代の話し。今夜は第二話。
とにかく田舎から出たくて出たくて、母親の反対を押し切ってまで大都会東京へと出てきた18歳の哀田少年。上京後降り立ったのは恵比寿でした。恵比寿?聞いたこともなかったけど、たまたま住むことになった恵比寿、そこは新聞販売店の2階でした。そう、新聞奨学生といった制度で、親の仕送りも援助も一切無しで働きながら学校へ通うという制度でした。
新聞販売店の店舗の2階の、個室を与えられたものの狭い部屋でした。約2畳半ぐらいでした。エアコンなんかは付いてなくて、窓を開けると真下の道路を行き来する車の音と排気ガス。田舎とはまるっきり違う環境でした。
朝3時に起きて朝刊配達に始まり、午前中から学校へ、すぐに帰って夕刊配達。月末は担当区域の集金。仕事と学校の生活に明け暮れ、とても夜の世界などとは程遠い生活。
それでも、たまに新宿に行く機会には歌舞伎町に足を踏み入れて、高校生の時に見たあのホストクラブ愛本店の看板の所へ。ホストのパネルと共に、「成功への近道」のパワーワード。夜になるとライトアップされてギラギラしてより派手に見えました。そして夜の歌舞伎町を闊歩するホスト、ホステスたちを目の当たりにすると更に夜の世界への憧れの気持ちが湧いてきたものでした。
つづく
哀田 剛の写メ日記
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ホスト時代の話し②哀田 剛