僕は普段トレーナーもしているので解剖学や生理学の本を読むことが多いんですが、読めば読むほど性感は身体の仕組みとつながってるなと感じます。
たとえば、筋肉の緊張や触れたときの反射の出方。気持ちよさってただの感覚じゃなくて、身体の反応の積み重ねなんですよね。
正直昔の僕は思ってました。
「とりあえず触ればなんとかなる」って。
でもこの仕事で学ぶ中で、それって自分のための触れ方だったなと気づいたんです。
相手の身体がどう受け取るかを考えないまま、
気持ちよくしてあげようとするのは一方通行になりがち。
実際、女性の身体はこちらの気持ちが強すぎて無理に動かすと逆に身構えてしまいます。
筋肉がこわばって、感覚が鈍くなるんです。
だから僕は、性感の前に行うオイルマッサージがすごく大切だと考えています。
まずは筋肉をゆるめて、「触れられる準備」を整える。
それが遠回りなようでいて、一番自然に気持ちよさを引き出せる方法なんじゃないかなぁ〜と。
まさに「急がば回れ」ですね。ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿アワワ
そこで今日はその「触れられる準備」を整えるために重要な、筋肉のセンサーと性感の土台でもある骨盤底筋群ついて少しお話ししようと思います。
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★筋紡錘(きんぼうすい)
筋肉の中にあるこのセンサーは、筋肉がどれだけ伸びているかを常に監視しています。
急激な伸張には「危険だ」と判断して筋肉を縮める反応を起こしますが、ゆっくりと持続的な刺激には「これは大丈夫」と判断して、筋肉を緩めるように働きます。
つまりオイルマッサージで筋肉を緩めていくには、勢いのある押圧ではなく伸びを誘導するようなゆるやかなストロークや反復的な動きが効果的ということになります。
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★ゴルジ腱器官(ごるじけんきかん)
筋肉の端、腱の部分にあるこのセンサーは筋肉にかかっている張力を感知します。
ある程度以上の圧が加わると「これ以上力を入れ続けると危ない」と判断し、筋肉を緩めるように反射を起こします。
この反応をうまく引き出すには筋肉を力任せに揉むのではなく、一点に対して沈むように圧をかけ数秒間キープするようなとどまる圧を加えることがポイントです。
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★骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)
性感を深く感じるうえで見逃せないのがこの骨盤底筋群です。
これは膣や肛門、尿道のまわりを下から支えている筋肉で「性感帯を支える土台」とも言える存在です。
この骨盤底筋群はいわゆるインナーマッスルの一部で、姿勢の安定や呼吸、排泄、そして性的な感覚とも密接に関わっています。
自分の意志では動かすことは難しく、無意識のうちに緊張が続いてしまうことも多い筋肉です。
この筋肉が緊張している状態だと、性的な刺激を受けても「感じ取りにくい状態」になってしまいます。
だからこそ、外側からの刺激だけでなくこの深部の状態にも目を向けることが大切なんです。
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というわけで、今回は少し身体の深い話をしてみましたが…
たぶん僕の投稿、真面目すぎて「エロの人」には見えないかもしれません。
でも実は、エロに関してこそ真剣そのものです。(-⊡ω⊡)ゞクイッ
感覚に任せるんじゃなくて、ちゃんと理屈も知っていたいんです。
だからこういう話もちゃんと深掘りして伝えたいなと思ってます。
次は「神経編」、時間あるときに書いてみようと思ってます。
ここまで読んでくれてありがとうございました!
バイちゃ˙︶˙)ノ”
惺の写メ日記
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急がば回れ惺