この写真なんかジブリすぎない?笑
ちょっとストーリー考えてみるか。
夏休みのある日。
小学4年生のめには、おばあちゃん家に来ていた。
何度も来ていたからこの町は慣れていたし好きだった。
いつものように散歩にでて、ひとり町を歩くうち、ふと細い裏道に迷いこむ。
そこには今まで見た事のない小さな神社がぽつりとあった。
めに「あれどここれ?帰らなきゃ」
めには帰ろうとしたが来た事もないのにどこか懐かしい感じがして居心地がよかった。
するとめには1人の浴衣を着た青年をみつける。
めに「あなたはだあれ??」
するとその浴衣を着た青年は微笑みだけを残して何も言わず歩いていく。
めには少し不気味がったがなぜか着いて行きたくなった。
その男が本殿に向かうにつれてセミの鳴き声がピタリと止まった。
夏とは思えないほど空気がひんやりとしていて、音が静かだった。
そこにはなぜか見覚えのあるぬいぐるみや古びた家具など沢山置かれていた。
全部見覚えがあるのに思い出せなかった。
青年「落ち着くかい?」
めには首が取れるほどうなずき本殿に手を合わせた。
すると1匹のセミが鳴いた。
めには自分に訴えてかけてるように聞こえた。
するとめには思い出した。
このうさぎのぬいぐるみは私が小さい頃におばあちゃんに貰ったのに可愛くないと言っていらないって言ってしまったやつだ。
あっこの椅子は幼稚園の時に作ったけど出来が悪くて八つ当たりをし壊れて捨てたやつだ。
めには涙がでてきた。
めに「ごめんね。これからは物を大切にするね。」
そう思い振り返るとそこには誰もいなかった。
めに「えっお兄さん、、?」
足元を見るとセミの抜け殻とピカチュウのお面が落ちていた。
浴衣の青年は実はセミだったのだ。
そしてもう一度振り返るといつもの町が広がっていた。
めに「あれ?神社は?」
その神社は大人になるに連れて忘れていく物の大切さや価値などを教えてくれる場所だった。
そして浴衣の青年は800万年生きているセミの神だったのだ。
とうもろこしを持ったババア「め〜〜にちゃ〜〜〜ん〜〜」
おばあちゃんが迎えに来た声が聞こえた。
めにはその仮面と抜け殻を大事にカバンにしまって笑顔でおばあちゃんの所に走っていった。
めにはセミの事が大好きになったし、物を大切にしようと思った。
おばあちゃんと一緒に迎えに来ていたカンタに言われた。
カンタ「めにこんな所でなにしてたんだよ!」
めに「ううん、何もなかったの。セミってなんで1週間しか生きられないんだろうね?」
カンタ「知らねーよ!早く帰って晩ご飯にするぞ!」
3人で笑いながらセミの話をして家に帰った。
その日の食卓に並んだのはセミの佃煮だった。
とうもろこしを持ったババア「めにセミ好きだろ?セミは食べれるからたーんと召し上がれ」
全然箸が進まなかった。
そしてめにはセミが嫌いになった。
部屋に戻りカバンを見るとセミの抜け殻が潰れてカバンの中がめちゃくちゃになっていた。
そしてめには更にセミが嫌いになった。
ついでにピカチュウも嫌いになった。
ついでになんかおばあちゃんにもむかついた。
そしてめには抜け殻のカスだらけのカバンとお面を森に捨てた。
人間というのはいっときの感情で動くものだ。
あんなに心に響いて誓った事でもすぐに忘れてしまう。
人間の永遠の課題である。
人はセミと違って長く生きれて学びを活かせるというのに、、、
バッツエ〜ンド〜!!
海斗の写メ日記
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セミと思い出のメーニー海斗