嘘も方便という言葉があるように、使いこなせる
と便利な嘘が無数にあるし、使うシチュエーション
が多い世界な気がする。
初めの頃、正直にあらゆることをそのまま伝える
事が真っ直ぐで良いと思ってたが故に、小さな
嘘をつかうという発想がなかった
それ故に聞かれた事に対してそのままの事実を
伝えるともやっとして、離れてしまう人が出た。
優しい嘘をついても良かったのだけれど
それをしてしまうと、その当時はその人との関係が
損なわれると思っていた。
その逆だった、嘘をつかないと逆にいけなくて
あっけなく破綻した。
まーそれが普通でそれが健全なんだろうけど
こんな原初体験しちゃうと、同じ轍を踏みたくなくて
少し嘘を吐く癖が一年目についてしまった。
スケジュールを聞かれる時、お休みの理由、自分の後
の予定はどうなってるのか?モヤに繋がるものの
回答はどうにか濁してしまっていた。
嘘だけはつかないでと言われていたのに、わかって
いるのに、反射とはすごいもので、自分の言おうとして
いた言葉と真逆の言葉を口にしていた時は心の中で
青ざめいた。
そうまでして繋ぎ止める先に何があるんだろうと
疑問に思い始めた。そうしないといけない自分って
なんて無価値なんだろうと。
結局嘘をつかうがつかまいが離れる人は離れる
夢をみせつづけるのも良いキャストなんだし、みせ
続けるべきなんだけど、嘘は見抜かれるし、めくれる
方が傷つけてしまう。
嘘は便利、嘘をつけば、お客様の一時的な負の感情
は避けられるけど、これは自分が傷つくのが嫌で
避けたいが為に嘘を使う。そして嘘を使いこなさない
と乗り切れない関係ができるけど、結局脆い。
時に優しい言い回し不用意に傷つけない言葉選び
は大切だけど、嘘で繋ぎ止める関係は遅かれ早かれ
破綻するし、その場凌ぎの延命作業にしかならない。
嘘をつかなくても良い自分、売り方を確立して
ぶつかっても離れられない器量を養わないと自分も
心がすり減って存続できない。
嘘は便利だけど結局全部を壊すものになってしまう
から、騙しきれないのであれば
不器用で小細工もいらない自分でいようと思うのよね。
燿の写メ日記
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小細工はいらないのかもね燿