セラピストの登録料ビジネスという闇の話の続きです。
前回、登録料で利益を得るために売ろうという意思も無いのに男性を採用し、あとはほったらかし。という登録料ビジネスをやっている店舗がある、という話をしました。
では、それの何が問題なのでしょうか。
まず、セラピストが育ちません。
そういった店舗にとって、その人を採用する=その人を売る、では無いため当然採用したあとのサポートはしません。「売れたらラッキー」ぐらいの態度なのです。
もちろん、売れたいなら全部自分で考えて努力すべきだ、という考えもあるでしょう。むしろサポートなんていらなくて、自分で勝手にやらせて欲しいというセラピストもいるでしょう。
ですが多くのセラピストは接客をしていく中で何度も壁にぶち当たります。
セラピストの相談に乗ることでその壁を一緒に乗り越えたり、店舗が貯めたノウハウでその壁を端から迂回できるかもしれません。
自分もセラピスト業を始めた当初は、こういうお客様にはどういう対応をしたらいいのだろう、自分のコミュニケーションの問題点はなんだろう、どうやったらもっと自分の接客を磨くことができるだろう、ということでたくさん悩みました。
そういった悩みをお店が一緒に解決していくことでセラピストが何倍ものスピードで成長していくことができます。そしてそれがよりお客様の満足を得られる事につながるのです。
しかし、そういったサポートをしていくにはかなりのリソースが必要です。ある程度厳選して、この人をセラピストとして売り出していこうという男性のみを採用する必要があります。
でもそれこそが本来あるべき形なのではないか、というのが自分の考えです。
この人なら素敵なセラピストになってくれるのではないか、そう思える方のみを採用し、セラピストがお客様を幸せにしていくためなら最大限サポートをしていく。
少なくとも、女性用風俗帝をそういうお店にしていきたいです。
柊焔