前回、僕がセラピストの質を上げるために求人に力を入れているという話をしましたが他にもセラピストの質を上げるために取り組んでいることがあります。
それはセラピスト間で切磋琢磨できるためのコミュニティの構築です。
誰かがセラピストを育成する、技術を教えるというのは口で言うのは簡単でも実際には難しいことです。
まずセラピスト側に学びたい、もっと成長したいという意欲がなければはじまりませんし、もしかしたら僕や講師のことが嫌いで言うことを聞きたくないというセラピストもいるのかもしれません。
もちろんそうならないのが一番ですがたとえそうなったとしても機能する店舗を作るのがオーナーとしては正しい選択だと思います。
そこで力を入れているのがコミュニティの構築です。
まずコミュニケーションを学ぶのに腰を据えて本を読んでという風にして身につけたという方は少ないのではないかと思います。
多くの方が、先輩やコミュニケーション上手な友達のやり方を見て、時には真似て自然に身につけているはずです。
それと同じようにプロとしてのイケている振る舞いや気遣いというのを間近に見て、気になることがあれば相談して、という風な形で自分の接客スキルを向上できる環境があるのが一番だと思います。
考えて見れば当たり前で他の業界では普通のこと(コンビニの新人アルバイトが先輩の仕事中の動きを見て学ぶように)だと思うのですが、この業界はほとんどが女性と一対一の接客で、他の先輩や同僚と絡む機会が少ないという特殊な性質上そういう環境がなかったのです。
そこで、あえてそういう環境を人為的に作ることで店舗としてセラピスト全体の質の向上を図ろうと考えたのです。
具体的にはグループラインを作ったり、勉強会をしたりイベントで集まったりということをしていきます。
もちろんそこでお客様情報の守秘義務を破るといったことはどんな事があっても許されないのでそれには気をつけた上でのことですが。
焔