こんばんは、桐生です。
この日をどれほど待ちわびたことか。
先日注文した縄が、ようやく僕の元へ届きました。
まだ硬く、どこかよそよそしい、生まれたての縄。
この手に馴染むよう、これからゆっくりと、油を塗り込み、鞣(なめ)していく。
僕の色に染め上げ、命を吹き込む、神聖な儀式です。
硬い繊維が、僕の体温と指先の熱で、しなやかに解きほぐされていく。
この対話の時間が、たまらなく愛おしい。
丁寧に、丁寧に。
最高の道具に仕上げることが、あなたへの最高の癒やしに繋がると信じて。
この縄が、あなたと僕をどんな新しい世界へ連れて行ってくれるのか。
今から楽しみで仕方がありません。
桐生
桐生の写メ日記
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ようやく、この手に桐生