爪や髪を切る度に僕がすり減る
気がして、それがなんだか愛しく思う
それは
いつまで続くかか分からない身体が、、、
皮膚も肉も骨も全部邪魔なモノだから
水面に落ちた蝶がやがて沈んでくように
静かに消えてしまえたなら良いかも
思えば悲しいけど
生きてきた証が詩になるならきっと、、、
悲しい顔になる歌詞になるな
いつか空を舞う鳥になって
いつか地を歩む人になったら
想像するだけ
今はあの時大好きだった絵本の
最後のページは破り捨ててる最中
きっと幸せな物語を
読み終わらずに済むようにしたいから
だから想像するだけ
あの頃を思い出す度いつも曇り空で
でも、今思えばよく晴れてたのかなとか
それとも曇ってたのは空じゃなくて僕の
瞳なのかな、、、
思い出したくないだけ
何度も本当は考えたんだけども
お互いに隠してた傷口を癒せる薬は
どこにも無かったんだろうね
破り捨てた紙の中から居なくなった君は
あの頃よりほんの少し背丈が伸びたり
あの頃よりすごく髪が伸びたりしたり
想像するだけ
その思いが何処に咲く思いの結晶なら
たった一つ願えるならこの花をどうか
枯らさずいれますようにと思う
じゃーな
槙島 蒼司の写メ日記
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悲しみの詩に槙島 蒼司