前だけを向き蒼司として走ってきた
全てを振り払い蒼司にしかできない
事をやり続けてきた
結果的に偉の波を越えた
だけど
今日を迎えるまでに蒼司という人間の
物語をおおいに擦り減らして来た
見ようと思えば見えたはずのものを
僕は気が付かないフリをして目を閉じた
犠牲にする事を躊躇しない
捨て去る事を躊躇しない
忘れ去る事を躊躇しない
僕にとって害悪と思う全てを排除した
その中には本当は排除してはならない
ものもあっただろうきっと
例えば
愛する者の未来や結ばれるはずの未来も
それが必ず正しいと思って歩いてきた
そうやって擦り減らす事に満たされていた
僕の姿がそこにあった
歩みを緩めた今
今更遅いだろうけど失ったものを
指を折り一つ一つ数えていく、、、、、
多いな
あの頃大切にしていた蒼司という
人間
あの頃大切にしていた君という
人間
気付かないフリをして
どんどを傷つけていった、、、思い返せど
僕は後悔せずに思い出と感じるだけ
後悔したら踏み躙るだけだろ
きっとあの時、、、
大切な事を決断をした瞬間が境界だろう
完璧じゃないのに完璧になろうと思って
誰かが着てたボロボロのメッキの鎧を着た
時間は大して経ってない
それでも、あの境界は遠い彼方へ
踏み入れたその瞬間からきっと戻れないと
分かっていたから戻りたいわけじゃない
進めた歩みを止めず
それでも今を懸命に生きる事しかできない
この世界に求められてない人間だとしても
全ての人間が完璧じゃないから愛おしい
見えるはずのものが見えた来時に
新しい境界をつくる、、、そしてあの時に
出来なかった事
これまでの僕にありがとうと愛すだろう
じゃーな
槙島 蒼司の写メ日記
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境界の彼方へ槙島 蒼司
