【あの日の僕には戻れない】- 槙島 蒼司（greed）- 出張ホスト

抱えきれない程何かを詰め込んだ
鞄は凄く重たくて立つことさえつらい

地べたを這いずるとしても

捨てられずにいるのは、、、きっと
失くす方が怖いからなんだと思う

でもね、何をそんなに集めたんだっけ？
凄く凄く大切だったはずなのにな、、、、

今では、自分が何なのか分からない
覚えてない、、、

鞄を捨てる事が出来たら思い出せる？
もし、見えない彼方の僕に戻れたなら
どんな醜い姿だったとしても愛しく思える？

今はこんな僕だからさ

自由に空を飛ぶ鳥になるとか贅沢は言わない
だけどね、想像だけはしていたいんだよ


僕に伝えたいことは山程あるのに
口を封じてしまうのは、届かないのが怖いから

どんな僕だとしても受け入れる覚悟はある

それでも
愛されてなかったら、、、嫌われていたとしたら、、、
とか考えるだけで怖い

だから、このままやり過ごすだけ


それでも、女々しいけど想像するだけ


なにかに憧れていたあの日
なにかに裏切られて諦め方を覚えた日


きっと傷は深くめり込んでる


ただ、この傷は僕の命で生きた証なんだ

必ずいる
忘れられた彼方の僕はいるんだよ
きっと樺地は捨てる事が出来ないだろうな

想像するだけ
想像してあげるだけ
そして愛してあげるだけ




じゃーな