あの悲しみの中で僕達は
また歩き始めたんだ、、、
そうだな、、、どんなに
必死に足掻いても
必死に祈って望んでも
別れのその時は平等に絶対来る
いつだっただろうか、、、
あの人は自分自身の道を見つけた
それは僕と一緒に歩む道では無かった
とても不安な表情を浮かべながらも
ぎこちなく歩き始めていくその背中を
眺めていた
ただ悲しみに打ちひしがれ
手を伸ばすけど全然届かなくて、、、
最後は陽炎の様に揺れて見えなくなる
君はこれからどうするんだ?
どこにも行けないまま
そこに立ち尽くすしたままいるのかい?
どんななに雨が降ってびしょ濡れでも
そっと傘を差してくれる人はいない
僕は
僕だけの道を見つける他に道は無い
辛くても
泣いても
死にたくても
いつか、時間が君の世界にある全ての
悲しみの洗い流してくれるんだからさ
この世界はなんて優しくてそれでいて
悲しく残酷なんだろうか、、、
今ではそう考えられるんだ
誰かが良く言うあの台詞がある
ー時間がなんとかしてくれるとー
これは間違えていない
現にこうして歩みを着実に進めてる
歩いて来たこれまでの道を振り返ってたら
昨日の、たった一歩だけ後ろの足跡に僕がいる
そして、
僕は僕にいつでも前に進めと叫んでいる
後ろの僕は【思い出】なんだろうと気がつく
ならば僕は
昨日の僕達に言葉を伝えればいい
ありがとう、、、さようなら、、、と
どんな言葉も違うかもしれないけど
それでも、ありがとう、、、さよならと
そしたら
きっと雨は上がっていくから
そして、僕達は少しずつ気づく
残された物に少しの疼きを感じながら
足が動いてることにな
じゃーな
槙島 蒼司の写メ日記
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一歩後の僕達槙島 蒼司