ずっと濡れた雨の空を見上げてたら
どこにも行けないままだなって思う
そんな時に優しくそっと傘を差す
優しい君の姿はもう隣にもういない
押し寄せてきたこの悲しみと絶望は
いつか時間がすべて洗い流してくれる
本当に世界はなんて優しくて悲しいんだ?
君との楽しいも気持ちいいも悲しいも辛いも
全部忘れないと心に決めたのに記憶が薄れ
時間と共に全てが優しい思い出だけに
書き換えられていく、、、残酷な世界でもある
あの時、君にどう伝えたら良かったのか
どうすれば綺麗に終幕を迎えられたのか
答えはいつも分からないままでいる
「ありがとう」?「さようなら」?
どんな言葉も違ってる気がする、、、
見上げた濡れた空に問いかけても
結局何も分からない
どんな予報も予想もあてにならないまま
それでもきっと雨は上がっていくんだろ
ただ誰もがこの雨の中で
一人きりじゃ分からないまま生きてる
自分の姿やホントの思いの形でさえ
そして君は
どんな体でどんな心でどんな声で
どんな表情だったか、、、分からない
どんなに思い出してもそれでも全然
分からないまま、でもすべて愛してた
君がくれたものは今でも微かに疼く
もう空は晴れたか?
鳥達が青空を羽ばたくように
他の空を歩き出した君をいつも想うよ
ここにいない君へ
元気でいてね、さようなら。
槙島 蒼司の写メ日記
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それぞれの空へ槙島 蒼司