生まれた時から片道切符を手に電車は
進む、どこへ行くと決めたわけじゃない
乗り降りする駅はたくさんあるけども
ここで降りて良いのか？と考えながら
なににも勇気がもてない
何駅過ぎたのだろうか？
握りしめた切符は気がついてみれば
しわくちゃになっていて、窓ガラスに
映る自分の姿を見た時ふいに悲しく
なるのは酷く似ているからだろうな、、、
そうやって、子どもから大人に変わる
降りても良いか分からない勇気さえ
なくてと考えていたあの頃が彼方へ
切符の存在さえどうなったか、あの電車は、、、
今はどこで降りたのか記憶もなければ
電車に乗っていたかさえも怪しいものだ
自分に適した場所は、自分に似合う場所は？
ずっと探していたはずなのに今はここでいいか
そんな簡単に済ませて良いと思える状態だ
大人なになったんだろう、、、カスタマイズを
されたんじゃなくて削ぎ落としてきたんだ
ダメだったのか良かったのか分からないよ
皆んな母や父が違う、生まれてくるお腹が違う
細胞も見た目も考えも何もが根底から違うんだ
まるで一人づつが異なる星に生まれたエイリアン
文化も言葉も、星間違う
きっと似合う場所なんてない
それは決めないで良いってことなんだろ
瞼の裏に映るイメージは飽きがこないよ
世界の果てを見る、そんなもんだろうな笑
じゃーな
槙島 蒼司の写メ日記
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僕達が似合う場所とは槙島 蒼司
