死ぬ時、その理由を選べる者の方が少ない
選べたとしてももう生ある道を歩けるない、、、
僕らの思い描く未来とはなにか、終末には
一体なにがあり、なにがあって欲しいと願うか
そう誰かに問いても完全なる答えをだす人は
恐らくいないだろう、未知ただただ未知なんだ
誰かに向けた未完成のパズル
いつも、どんな時も、何かが足りないと思う
何を持って完全なる完成なのかひたすらに
言葉で取り繕っては無慈悲な未完成って
恐怖に覆われていく
まるで行き違いの運命のようではないか
誰かが離れてゆくことを知りながら実感し
ピースが欠けていく、だがわかってはいる
欠けるピースの替えはないんだってことを
大概の現象は時間経過と共に緩和される
しかしそれで本当にいいのだろうか?
無くしたピースは物理的に消えてしまうが
はめる場所は消えない
忘れない限り消えない、つまり逆に忘れると
消える
今は一人きっと闇をさまようだけで時折
想定外の切なさが胸の中で暴れては
棘のでてる渦巻きなようなもので襲うよ
これ忘れない為の棘、かけがえのないもの程
痛い棘だ
思い出せど離れすぎてるけど近い距離
片方見えて片方見えないそんな景色が
広がり、一人で不安定なシーソーで
ひたすら作り笑顔で遊び続けては見えない
終わりをふっと目を閉じてはまた祈る
なぜか、終わらないでと
今はどんなことを思ってる?どこにいる?
うまくいかなくて、でもね今そこにいる所は
音も無くただ澄んだ空気と風に癒される
そんな場所
終わりはない
槙島 蒼司の写メ日記
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思い出に生きる棘槙島 蒼司