【生まれて初めてふぐを食べに行った話 洋介】- 洋介(amen)- 性感マッサージ

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洋介の写メ日記

  • 生まれて初めてふぐを食べに行った話 洋介
    洋介
    生まれて初めてふぐを食べに行った話 洋介

    7年ほど前、
    生まれて初めて「ふぐ」を
    専門店に食べに行った時の
    おはなしです。

    僕は昔から
    引きこもり気質かつ
    食事も自炊
    タイプだったので、

    旅行にいくことがなく、
    ちゃんとした所に
    ごはんを食べにいく機会も
    限られていたため

    そこでわざわざ
    「ふぐ」を食べに行こうという
    発想が生まれてこずに
    長年「ふぐ未体験」を
    積み重ねていました。

    そんな話を職場で
    していたところ、
    ちょうど同僚(35)も
    ふぐを未食だったらしく
    意気投合。

    お互い良い年齢でもあるし
    少しは大人っぽい経験も
    積み重ねて
    おくべきではないか。

    俺たちの人生にも
    一度は「ふぐ」が
    必要なのではないか。

    そんな話が
    突発的に盛り上がり
    僕らはそのあとすぐ
    休日に時間を合わせて
    浜松までふぐを
    食べに行きました。

    「ふぐと言えば下関」

    …は、日本の常識だと思いますが、
    実はこの下関産のふぐの一部は
    元々は浜松の遠州灘で
    捕れたもので、

    ※遠州灘(えんしゅうなだ)とは
     静岡の海の一部の名前です。

    浜松もかなりの大規模な
    ふぐの水揚げ地であることは
    あまり知られていません。

    下関産のふぐも、
    元を辿れば静岡産。

    …という事は
    産地で食べるふぐは
    普通に美味しいはずで、
    僕らのふぐ体験に
    ぴったりであろう。

    我々はそう考えました。


    その時予約したのは
    浜松の駅近くにあった
    某有名店で、
    ひとり18000円のコースです。


    当日はテンプレ通り
    しっかりと道に迷い、
    なんとかお店に
    着いた僕らは
    高級店らしい雰囲気の
    お座敷個室に通されます。

    しかしこの個室は
    本来6~8人は
    入れるようなもので

    この日は部屋を
    真ん中で仕切って、
    僕らの他にもう一組の
    お客が入っていました。

    このお客が
    40代くらいの貫禄ある男性と
    20代くらいのちょっと派手めな
    女性の二人組で、
    東京では全く
    珍しくないカップルですが、
    田舎では結構レアです。

    こうしたカップルも含めて
    「ふぐ専門店らしさ」を
    盛り立てるための
    オブジェクト感があり
    僕らのテンションは
    さらに上昇していきました。


    そしてここで、
    ふぐの料理の感想が
    克明に語れると
    いいんですが、

    なにせ7年も前の話なので
    あまり詳しくは
    覚えていません。

    メニューは、

    ・つきだし
    ・ふぐ刺し
    ・からあげ
    ・あみ焼き
    ・白子焼き
    ・なべ
    ・ぞうすい
    ・甘味

    …というコ―スでしたが、

    覚えているのは
    ふぐ刺しがすごい
    コリコリしていた
    (たしか…)こと、

    美味しんぼで見たことある
    ふぐさしの
    複数枚一気食いごっこを
    二人でやって
    ちょっとキャッキャと
    していたこと、

    あみ焼きはそんなに
    印象はなくて、

    逆にからあげが
    超絶美味しかったこと。

    そしてこの日一番
    トップオブふぐ料理として
    美味しかったのは

    「ぞうすい」

    だったことです。


    空腹は最大の調味料と
    いいますから、
    コースの最後に
    出てくるぞうすいは
    極限まで空腹加点が
    減じられているはずですが、

    それでも僕らが
    この日ニコニコで
    「美味しい」
    「美味しい」
    と、感想を
    連呼していたのは
    ぞうすいの時が
    一番多かったです。

    食べ尽くした鍋の汁に
    米を入れるだけで
    あんなに美味しいなんて!

    …と、ものすごく
    びっくりしました。


    同僚は昔見ていた
    ちびまる子ちゃんで
    まる子がふぐの雑炊を
    食べて超喜んでいた
    シーンを見たことがあるらしく

    「やっとあの味が食べられた」

    「まる子があんなに喜んでいたのも納得」

    …とめちゃくちゃ
    興奮していました。
    (帰り道だけで3回聞いた)


    世の中には名物や高級なもの
    だからといって
    必ずしも美味しいわけでは
    ないケースも存在していますが、

    この時のふぐは
    間違いなく100点満点で
    満足度が
    高かったですし、

    僕らも無事に大人の階段を
    登ることができたと思います。

    あれから早7年が経ち
    ふぐの味ももう
    すっかり忘れて
    しまいましたが、

    またいつかあの雑炊は
    食べてみたいなあ、と
    思ったりしています。




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