今日バス待ちをしていて、
到着したバスに乗り込もうとした時に
「乗りまーす!」と声がしました。
声の方を見ると、
足に障がいをもった学生さんが
手を上げながら
こちらに向かってきていました。
彼女の歩く速さは普通の人の半分ほどで
バス停までの距離はあと7,8mくらい。
バスの定刻があるのもわかるので
申し訳ないなと思いつつ
運転手さんに
「あの方が来てるので少し待っていただけますか?」と
お願いをしてみたのですが、
たまたま厳格な運転手さんだったのか
彼はこちらの方を見ずに
「次が来ますんで」
と、言いながら扉を締めてしまいました。
彼女がバス停に到着したのと
バスが動き出すタイミングは
同じくらいで、
もう一度扉を開けたなら
彼女は乗れたくらいの
ほんのちょっとの差だったと思います。
バスの運行事情もあるでしょうし
既に乗ってるお客さんも沢山いたので
何が正解だったかは
明確に断言できないのですが、
もう少しだけやさしい世界でも
いいのかな…と思いました。
今度彼女に会った時は
あの時は力になれなくてごめんねって
お話してみようかなと思っています。