弦之介です。
世の中には職業差別と呼ばれるものがあります。
以前ゴミ収集の仕事をされてる方に対する暴言がニュースになっていましたし、古くは結婚してはいけないと言われた3B(バーテンダー、バンドマン、美容師)、3S(消防士、スポーツインストラクター、整体師)、3C(カメラマン、クリエイター、カレーをルーから作る人)なども職業差別(カリーは違う)にあたるでしょう。
この仕事を始めてからよく見るのが、風俗なんて底辺、チヤホヤされて勘違いしてる、普通の人はやらない、などなどです。いやはやものすごい言われようです。
僕のスタンスとしてはそういった話に対しては自分は関係ないと思うようにしているのですが、さすがに一括りにされるとおいおい、「ちょ、待てよ」(キムタク風)、って思ってしまいます。
職業差別全てに共通するのは「偏見による巨大な主語」。
統計的には信頼できる情報を得るには400のサンプルが必要らしく、どう見てもその職業に就いてる人たち400人をよく知った上での発言とは思えません。
僕はセラピストなので風俗で考えてみても、400名に会った人など殆どいないと思います。そういう人がいたらむしろ話を聞いてみたいです。
平均的には10人もいかないのではないでしょうか。
その中に1人でも最低の人間がいたらそれに引っ張られてしまうのはある程度仕方のないことですが、偏見による発言は自分の視野が狭いことを証明していることになり、実は恥ずかしいことです。
だからリアルの人間関係で偏見や差別的な発言はしないはずです。だって人間性が疑われるし恥ずかしいもん。
でもこの世界では言えるんですよね、リアルじゃないから。
セラピストとの関係で深く傷ついたことついては可哀想に。。。って思うし、その最低セラピストに対しては憤りもありますが、それはそのセラピストのことであり、何人か続いてしまった不運もそのセラピストたちであり、全てではなくて。
なのに職業差別が生まれてしまうのが悲しく、そんな発言をする人になってしまったこと(女風がそうさせてしまったという申し訳なさも含めて)が一番残念なんです。
さっきの話ではないですが、400人最低なセラピストが続いたとしたらこの業界はお終いです。400とは言わずとも、50人続いたら終わりでしょう。
でも今、セラピストと素敵な時間を過ごし、いろんな面で背中を押されてる方もたくさんいらっしゃいます。それこそが全てがそうではないという証明だと思います。
とはいえ。
政治家が不正を行うと政治家たちはという風潮になりますし、教員がセクハラすると今の教員はとなってしまう怖さもわかります。
女風セラピストへの偏見を減らすには、もうそれこそ巨大な話になってしまって申し訳ないのですが、それぞれが日々のご予約に対して地道に誠実に取り組むしかないのかなって思います。
店舗の看板を背負うと同時に、女風の評判も担っている自覚を持つことがセラピスト全員に求められるのではないかと思うのです(偉そうにごめんなさい!!)。
店舗の看板
女風の評判
(韻)
その前に自分の男としてのプライドというか、人間としての在り方というか、そういう面で自分を裏切らない意識を持っていたいと個人的には思っています。
偏見が生まれる背景には何があるのか?
一人でも多くの人がそのことを考えていくことで職業差別は減っていくのではないかと思います。
どんな職業でもなくてはならないからこそ仕事として存在しているのであって、そこに人としての尊厳に違いはないはずです。
社会はそういう問題に対して少しずつ進化しています。この世界もその進化に遅れないように、古い世界にならないように切に願います。
そんなん関係ない、ワルがモテる。
確かにそれはありますよ、悔しいけど笑。なので、願わくば最後までカッコいいワルでいて欲しいなって思います。最後にみっともないと偏見が生まれてしまい、職業差別に繋がるので。
長々とありがとうございました。
で、結局何が言いたいかというと
「一括りにせんといてやー、そもそも無理やで」
ですm(_ _)m
そんな思いを詞にした曲がこちら。
https://youtu.be/PgjlesNV07E?feature=shared
弦之介の写メ日記
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偏見と職業差別弦之介